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低温調理器で大根を使った美味しい料理!おすすめ温度・レシピ

 
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ちょっとお洒落なレシピに挑戦してみたい!本格的なプロの味を自宅で再現したい!という方の間で近年人気を集めているのが『BONIQ(ボニーク)』『ANOVA(アノーバ)』といった低温調理器です。

低温調理器はじっくりと素材に熱を通す調理方法によりホクホク・プリプリ・トロッとしたまさにプロの味に仕上げることができることから、ワンランク上の料理に挑戦したい方のインスタやブログなどのSNSで人気が高まっています。

そんな低温調理器を使ったレシピは肉料理や魚料理がメジャーと思われがちですが、実は野菜料理にも最適なのをご存じですか?
特に仲間でしっかり味を染み込ませるのが難しい“大根”も低温調理器を使えば簡単手軽に中までじゅわ~と味が染み込んだプロの味を再現することができます。

そこで今回は、家庭的で垢抜けない大根料理を本格的なプロの味へとワンランクアップさせたい!という方に向けて、

  • 低温調理器を使った厳選おすすめ大根レシピ
  • 低温調理器で大根を調理する際のおすすめ温度
  • 低温調理器で大根レシピに失敗しないための注意点
  • 調理後に保存する際の注意点

といった内容をご紹介します。

この記事を読めば低温調理器の初心者でも挑戦しやすい人気レシピやおすすめ温度が分かり、失敗せずに自宅で簡単手軽に本格的なプロの味を楽しむことができますよ。
実際に低温調理器で大根レシピをマスターした私が保証します!

これまでの家庭的な大根レシピから本格的なプロの味にチャレンジしたいという方はぜひ参考にしてみて下さいね。

低温調理器を使った厳選おすすめ大根レシピ

おすすめレシピ①鶏手羽先と大根の醤油煮込み

低温調理器で大根を使った美味しい料理

大根の煮物レシピは鶏肉との相性がバッチリ!

鶏手羽先と一緒に低温調理器で調理すると醤油味が染み込んだプリプリの手羽先としっとりじゅわ~っとした大根を楽しむことができます。

材料(5人分)

  • 鶏手羽先…5本(280g)
  • 大根…1/3本(350g)
  • サラダ油…小さじ1
<調味料>
  • しょうゆ…25cc
  • みりん…25cc
  • 酒…25cc
  • 酢…50cc
  • 三温糖…大さじ2
<大根の下茹で用>
  • 米の研ぎ汁 or 水と米ひと掴み…大根が浸るくらい
  • 塩…小さじ1.5

低温調理器の温度&時間設定

  • 温度設定⇒85℃
  • 時間設定⇒1時間30分(90分)

作り方

①大根をカットする
  • 大根の皮をピーラーで剥き、1.5cm幅の輪切りにカットする
  • カットした大根の両面を面取りし、片面に隠し包丁(十文字に切り目)を入れる
②大根を下茹でする
  • 大根をフライパンに並べ、米の研ぎ汁を全ての大根が浸るくらいまで入れる
  • 塩を加え、弱火で25~30分ほど煮る
  • 大根が透き通ったらザルに上げ、流水で洗い流し、水気を切っておく
③低温調理器のセット
  • 食材全体がきちんと湯せんに浸かるようにたっぷりの水量を用意する
  • 低温調理器を85℃・1時間30分に設定する
④手羽先の下準備
  • 手羽先の裏側にある骨の間に沿って包丁を入れる
  • フライパンにサラダ油を熱し、強火で手羽先の両面に焼き色をつける
⑤低温調理
  • 調味料をボウルなどに全て入れ混ぜ合わせる
  • ジッパーバッグに手羽先、大根、調味料を入れる
  • 低温調理器が設定温度に達したらジッパーバッグを湯せんに入れる
⑥仕上げ
  • 低温調理器の設定時間が経過したらジッパーバッグを取り出す
  • 手羽先と大根をお皿に盛り付ければ完成!

レシピのポイント

このレシピのポイントは「大根の下茹で」です。
大根を下茹でせずに低温調理器で調理する場合には設定温度を95℃にする必要がありますが、下茹ですることで手羽先と同じ温度で調理することができます。

また下茹ですることによって大根のアクや苦みを取り除くほか、味を染み込みやすくする効果があります。
大根の煮物は中まで味を染み込ませるのが難しいですが、下茹でして低温調理器で調理すれば中まで味が染み込んでじゅわ~っと美味しい大根に仕上がりますよ!

さらに手羽先は翌日まで置いておくとさらに中まで味が染み込むので、作り立てとの違いもぜひ楽しんでみて下さい。

SNSでは手羽先の他にも豚肉と一緒に調理している方がチラホラいらっしゃいます。ぜひ参考にして様々なバリエーションにチャレンジしてみて下さいね。

またこの大根レシピは低温調理器『BONIQ(ボニーク)』の公式動画サイトにも掲載されているので、ぜひご覧ください。

おすすめレシピ②イカと大根の煮物

低温調理器で大根を使った美味しい料理

家庭料理で大根の煮物といえば「イカと大根の煮物」ですね。
しっとりフワフワのイカと中まで味が染み込んだ大根はメイン料理としてだけでなくお酒のお供にもピッタリな一品です。

ただ、お鍋でコトコト煮るとイカに火が通り過ぎ固くなって失敗することもありますよね。
そんなイカと大根の煮物も低温調理器を使って調理すれば料亭や割烹などのプロの味に近づけますよ!

ぜひしっとりフワフワのイカと大根の煮物をお楽しみください。

材料(4人分)

  • やりいか…3尾(210g)
  • 大根…1/3本(350g)
<調味料>
  • 出汁の素…小さじ1/4
  • しょうゆ(生醤油)…大さじ3
  • みりん…大さじ1
  • 三温糖…大さじ1
<大根の下茹で用>
  • 米の研ぎ汁 or 水と米ひと掴み…大根が浸るくらい
  • 塩…小さじ1.5

低温調理器の温度&時間設定

  • 温度設定⇒65℃
  • 時間設定⇒60分

作り方

①大根を下茹でする
  • 大根の皮を剥き、1.5cm幅のイチョウ切りにカットする
  • カットした大根を面取りする
  • 大根を鍋に入れ、全体が浸るくらいの米の研ぎ汁と塩を入れる
  • 鍋を火にかけ、沸騰したら中~弱火にし、25~30分ほど茹でる
  • 大根が透き通り竹串を刺してみてスッと入ったらザルに上げる
②イカの下処理
  • イカの皮を剥ぎ、頭と内臓を取り除き、骨を抜く
  • イカをよく洗い、輪切りにし、キッチンペーパーなどで水気を押さえておく
③低温調理器のセット
  • 低温調理器を65℃・1時間に設定する
④材料の下準備
  • 調味料をボウルなどに全て入れ、混ぜ合わせる
  • ジッパーバッグにイカ、大根、調味料を入れ、ジッパーバッグの上から軽く揉んで馴染ませる
  • ジッパーバッグをしっかり密閉する
⑤低温調理
  • 低温調理器が設定温度に達したら、ジッパーバッグを入れて湯せんする
⑥仕上げ
  • 低温調理器の設定時間が経過したらジッパーバッグを取り出す
  • 皿に盛り付けたら完成!

レシピのポイント

このレシピのポイントは「大根の下茹で」です。
大根を下茹ですることで低温調理器での調理時間が短くなり、イカと同時に調理することができます。

また調味料に使った生醤油で薄味なので、濃口醤油を使用する場合は分量を大さじ2にして味見をし、物足りなければ少し足すようにして下さい。

おすすめレシピ②ブリ大根

低温調理器で大根を使った美味しい料理

大根は魚との相性がバッチリ!
特にブリとの相性は良く、一緒に煮込んだブリ大根は人気レシピの一つです。
ただし一緒に煮込むとなるとブリの魚臭さが大根に移ってしまったり、ブリと大根で火の通り具合が違ったりと失敗しやすいレシピでもあります。

そんなブリ大根ですが、低温調理器を使って調理するとブリはプリプリ&ホロホロ大根は芯までじゅわ~っと味が染み込みますよ!
ぜひチャレンジしてみて下さい。

材料(2人分)

  • ブリ(湯通しする)…2切れ(約200g)
  • 大根…輪切り4枚(約300g)
<調味料>
  • しょうゆ…大さじ2
  • さとう…大さじ1
  • 酒…大さじ1
  • ショウガ…1片

低温調理器の温度&時間設定

  • 温度設定⇒90℃
  • 時間設定⇒60分

作り方

①下準備
  • ブリを湯通しする
  • 大根は面取りをする
  • 低温調理器を90℃・60分にセットしておく
②低温調理
  • ブリ、大根、調味料をジッパーバッグに入れる
  • 低温調理器が設定温度に達したらジッパーバッグを湯せんする
③仕上げ
  • 低温調理器の設定時間が経過したらジッパーバッグを取り出す
  • 皿に盛り付けたら完成!

レシピのポイント

このレシピのポイントは「ブリの湯通し」です。
湯通しすることでブリの臭みが消え、調味料の味がしっかり染み込みやすくなります。
またこのレシピでは大根を下茹でしていませんが、下茹でする場合は低温調理器の設定温度を63℃、設定時間を1時間40分にすると良いでしょう。

家庭料理の定番ともいえるブリ大根は低温調理器を使うことで簡単手軽にプロの味になるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

低温調理器で大根を調理する際のおすすめ温度

低温調理器で大根を使った美味しい料理

低温調理器で大根を調理する際のおすすめ温度は「60~65℃」か「85~90℃」です。
最も避けたい温度は「70℃」。
おすすめ温度や避けたい温度は大根が持つ軟化・硬化の性質が大きく関係しています。

大根は加熱されると水分が失われますが、その後の保存過程において再び失った水分を吸収する性質があります。
「大根の煮物は火を止めてから味が染み込み始める」と言いますよね。

ゆっくり温度が下がると同時に味が染み込み込むことによって中までじゅわ~っと味が染みて柔らかい食感に仕上がります。
しかし70℃で加熱され続けると逆に固くなってしまう性質を持っているため、行って温度で加熱し続ける低温調理器を使って大根レシピを作る際は「70℃」を避けるようにしましょう。

上記でご紹介した3つのレシピの各おすすめ温度と時間は次の通り。

  • 鶏手羽先と大根の醤油煮込み ⇒ 85℃・1時間30分
  • イカと大根の煮物 ⇒ 65℃・60分
  • ブリ大根 ⇒ 90℃・60分

どのレシピも70℃を避けていますね。
このポイントに注意しておくと大根の芯まで味が染み込んでじゅわ~っとした仕上がりになるので参考にしてみてください。

なお、こちらでは低温調理器ボニークが推奨している加熱時間と温度基準をご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
低温調理器ボニークの使い方を徹底解説!おすすめの作動時間・温度は?

低温調理器で大根レシピに失敗しないための注意点

低温調理器で大根を使った美味しい料理

低温調理器を使った大根レシピで失敗しないために最も注意しておきたいポイントは「ジッパーバッグをしっかり密閉すること」です。
低温調理する際はジップロックなど市販のジッパーバッグを使用しますが、材料を入れて密閉する時にしっかり空気を抜かないと食材全体へ均一に熱が通らなくなりムラができる原因となります。
また空気が残っていると湯せんに入れた際にジッパーバッグが浮いてしまい、これもまた加熱のムラの原因となります。

なお、こちらでは低温調理器ボニークにおすすめのナイロンポリ袋をご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
ボニークの低温調理でおすすめのナイロンポリ袋・使い方を徹底解説!

ジッパーバッグの空気をしっかり抜く方法

  1. 食材をジッパーバッグに入れ、口を開けたまま水を張った鍋などにゆっくりと入れる。
  2. 食材部分がゆっくりと水に浸かるように入れ、水圧によって食材まわりの空気を押し出す。
  3. ジッパーバッグ内の空気が抜けたらしっかりと口を閉める。

この方法は鍋やボウルに低温調理器をセットした状態でもできるので、設定温度に達する前にジッパーバッグを密閉する下準備を済ませておけば調理の段取りもサクサク進みますよ。

詳しい密閉方法は『BONIQ(ボニーク)』の公式動画サイトでも紹介されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

調理後に保存する際の注意点

低温調理器で大根を使った美味しい料理

低温調理器を使った調理で注意しておきたいのが「食中毒」です。

食中毒の原因となる菌は低温調理する時間が長いほど繁殖しやすいため、基本的に調理後は直ぐ食べることが望ましいです。
しかし調理直後に食べない場合は「急速冷却」をすればその後冷蔵庫での保存が可能です。

急速冷却の方法は、低温調理が終わった直後に湯せんから出したジッパーバッグを氷水に浸けることです。
この際、ジッパーバッグ全体がしっかり氷水に浸かるようにしてください。
一部分だけでも氷水から出ているとジッパーバッグ内で温度差のムラができてしまいます。
氷水に浸けて完全に冷えたらすぐに冷蔵庫のチルド室などで保存しましょう。

ジッパーバッグからタッパーなどの保存容器に移さず、ジッパーバッグのまま冷蔵庫に入れましょう。

今回ご紹介した大根レシピは調理後すぐに食べても美味しいですが、鶏手羽先と大根の醤油煮込みは1日置くと鶏手羽先に味がさらに染みて美味しくなるので、1日置きたい場合には必ずご紹介した急速冷却を行ってくださいね。

低温調理器で作る大根レシピまとめ

低温調理器で大根を使った美味しい料理

今回は『BONIQ(ボニーク)』や『ANOVA(アノーバ)』といった低温調理器を使って作る大根レシピをご紹介しましたが、いかがでしたか?

大根に熱を通すレシピは主に煮物系が多いですが、大根の芯まで味が染みてないといった失敗も多いですよね。
大根の芯まで味を染み込ませ、じゅわ~っとした仕上がりにするには「70℃」を避けて調理することです!
低温調理器で「60~65℃」か「85~90℃」に設定すれば芯までしっかり味を染み込ませることができます。

また大根は肉とも魚とも相性が良い野菜なので、肉と一緒に低温調理すればお肉はしっとりジューシーの肉に、魚と一緒に低温調理すればプリプリほろほろの魚に仕上がります。

今回ご紹介した大根レシピは数ある中から厳選した人気レシピですが、食材を他のものに変えるなどアレンジも自由自在ですのでお気に入りの食材と一緒に大根を調理してみてはいかがでしょうか。
ぜひ参考にしてチャレンジしてみてくださいね。

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