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低温調理にはビニール袋がおすすめ?おすすめの袋や使い方を徹底解説

 
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食材の旨味や栄養素を逃さずにワンランク上の料理を作れるとして低温調理が話題になっていますよね。
低温調理をするためにはまずジップロックで食材を真空状態にしなければなりませんが、“ビニール袋でも料理が作れる”という口コミを見かけたことはありませんか?

結論から先に言うと、低温調理にビニール袋は使えます。
ジップロックなどのフリーザーバッグと違い袋の口を留めるクリップを用意したり、鍋に直接ビニール袋が触れて穴があかないよう使い方に工夫をする必要がありますが問題なく料理を仕上げることができて代用としてもおすすめです。

なかでも低温調理には“食品用ポリ袋”“アイラップ”というビニール袋がイチオシです。
詳しい理由や使い方、おすすめのビニール袋を知っていると、さらに楽しくコスパ良く低温調理ができるようになりますよ!

厚さや耐熱温度が異なる様々なビニール袋を試し、使い方のポイントや低温調理にぴったりのものを見つけられた私が言うのですから間違いありません。

こちらの記事を読むと次の3つの疑問を解決できます。

  • 低温調理にビニール袋は使える?理由は?
  • 低温調理でのビニール袋の使い方とは?
  • 低温調理におすすめのビニール袋はどれ?

私が普段ビニール袋を使って低温調理をする際の使い方のコツや、Twitterやインスタなどの口コミでおすすめされている袋を詳しくご紹介していきます。
ビニール袋で低温調理をしたい人はぜひ参考にご覧になってくださいね。

低温調理におすすめの袋や使い方について

低温調理にビニール袋は使える?

低温調理はジップロックなどのフリーザーバッグを使用して真空状態にするのが一般的ですが、実はビニール袋でも問題なく料理を作ることは可能です。
なぜならばビニール袋は密閉がしやすく、低温調理を行うのに十分な耐熱・耐冷性と厚さを備えているためです。

そもそもビニール袋とは、ポリ袋やナイロンポリ袋のことを指します。
ポリ袋はポリエチレンから作られたヒートシール性の高いビニール袋になります。
接着や加工がしやすい反面耐熱性が低く湯煎には不向きなのが特徴ですが、60℃前後での加熱が多い低温調理ではビニール袋が溶ける心配はありませんよ。

もう一方のナイロンポリ袋は、その名の通りナイロンとポリエチレンを複合したビニール袋です。
ナイロンは耐熱性が高いため単体では接着や加工が困難ですが、そこにヒートシール性の高いポリエチレンを組み合わせることによってしっかりと食材を真空することができ低温調理に使えるようになっているのです。

ビニール袋というと薄くペラペラとしていて、湯煎に用いると溶けて穴が空いたりジップロックなどのフリーザーバッグのように綺麗に袋の中の空気を抜くのが難しいイメージを持ちますが、様々な厚さのものがあり使い方を工夫することで低温調理にも問題なく代用できますよ。
素材自体の性質が丈夫で破けづらく、食材の形状に合わせてぴったりと真空できるため使い勝手も抜群なのです。
耐冷はもちろん耐熱性も100℃程あるビニール袋は低温調理に間違いなくおすすめと言えますね。

低温調理でのビニール袋の使い方とは?

低温調理おすすめのビニール袋

低温調理にはビニール袋を活用すると良いですが、実際に料理を作る際の使い方のポイントが3つあります。

  • 水圧を利用してビニール袋内の空気を抜く
  • 専用クリップを用意してビニール袋の口を閉じる
  • ビニール袋の下に耐熱皿を置く

一般的にビニール袋はフリーザーバッグと違い厚さが薄く、開け口のチャックも付いていません。
そのためビニール袋で安全に低温調理をし、失敗することなく最高の状態に仕上げるには工夫を取り入れる必要があるのです。
使い方のポイントに難しい手順はなく、初めてビニール袋を使って低温調理をする人でも簡単にできますよ。

それでは低温調理でのビニール袋の使い方について詳しくご紹介していきたいと思います。

水圧を利用してビニール袋内の空気を抜く

低温調理器を使った料理作りの魅力は食材の味わいや食感を均一に仕上げられることです。
そのために重要となるのが真空ですが、ビニール袋は袋の中の空気を押し出すように手でギュッと絞ってもフリーザーバッグのように綺麗に真空できないという難点がありますよね。
いくら温度や時間をきちんと設定しても空気が入っていると調味料が浸透しなかったり、ビニール袋が浮いてきてしまいバランス良く加熱できなかったりして低温調理の失敗に繋がります。
理想とかけ離れた料理の仕上がりになることを避けるために、ビニール袋でもしっかりと真空したいものですよね。

ビニール袋で真空をするには、水圧を利用する方法がもっとも簡単でおすすめです!
やり方としてはビニール袋に食材や調味料を入れた後、袋の口を閉じない状態で水が注がれた鍋の中にゆっくりと沈みこませるように入れていきます。
この時、開け口を持ってビニール袋の中には絶対に水が入らないように注意をしてください。
すると、水圧でビニール袋内の空気が外に押し出されて自然と真空ができるのです。

低温調理にビニール袋を用いる際は水圧を上手に使って、食材にぴったりとフィットするぐらいまで袋の中の空気を全て抜くようにしましょう。

専用クリップを用意してビニール袋の口を閉じる

低温調理おすすめのビニール袋

ビニール袋を低温調理に使うには、予め袋の口を閉じるための専用クリップを用意しておくこともポイントです。

ジップロックなどのフリーザーバッグは開け口がチャック式になっていて空気が入らないように密閉することができますよね。
ですが一般的なビニール袋にチャックは付いていないため、多くの場合は袋をくるくるとねじって結ばなければなりません。
いわゆる、ひとつ結びですね。
その方法でビニール袋を閉じることはできますが、きつく結んでも隙間から空気が入ってしまったり液漏れしたりと低温調理をする上で密閉性に欠けるという問題があるのも事実です。
しっかりと水圧で真空してもその後に少しずつ空気が入ってしまっては意味がありませんよね。

ビニール袋で低温調理する場合は、湯煎用の専用クリップを使うときっちり密閉することができ料理の失敗を防げますよ。
ビニール袋を使った低温調理がテレビや雑誌でも特集されて料理を始める人が増えているため、通販以外でも取扱商品数の多い100均なら手に入れられる可能性が高いです。
事前にチェックして用意をしておきましょう。

ビニール袋の下に耐熱皿を置く

低温調理おすすめのビニール袋

低温調理でのビニール袋の使い方の最後のポイントは、鍋の中に耐熱皿を置いてその上に食材の入った袋を乗せることです。

低温調理器を使って作れるメニューの多くは60℃前後での長時間の加熱がほとんどですが、料理によっては90℃に温度を設定するものもあります。
また、肉料理では調理中に出る脂によって高温になりやすいです。

低温調理に使えるビニール袋は耐熱温度が100℃程に製造されていますが、長時間加熱を続けている鍋に触れると溶けて変形したり穴があいたりする可能性がないとも言い切れません。
低温調理終了後に取り出してみたらビニール袋が破けていて料理が失敗していた・・・という残念なトラブルを未然に防ぐために、鍋に直接触れないような工夫をすることが大切です。
ビニール袋に食材を入れ低温調理する際は、耐熱皿を下に置く使い方をおすすめします。

低温調理におすすめのビニール袋はどれ?

低温調理にとくにおすすめのビニール袋をご紹介します。
私が実際に使ってみて感じた便利な点も合わせてご説明していきますので、よろしければ参考になさってくださいね。

食品用ポリ袋

低温調理おすすめのビニール袋

湯煎に対応していて低温調理器での料理作りで使い勝手の良いビニール袋が、ワタナベ工業【食品用ポリ袋】です。

《商品仕様》
素材:ポリエチレン
耐熱温度:110℃
耐冷温度:-30℃
サイズ(縦×横):約390×260mm
厚さ:0.015mm
内容量:80枚

食品用ポリ袋は大きな食材でも入れやすいように一般的なビニール袋よりも横幅が約10mm、縦幅が約40mm大きくなっているのが特徴です。
真空後に専用クリップで袋の口を閉じる必要がありますが、サイズが一回り大きく作られているため密閉も簡単に行えるのがおすすめの理由になります。
はみ出さないようにするのが難しい魚も余裕をもって入れられると口コミでも好評のビニール袋ですよ。

食品用ポリ袋は36枚入りのものなら100均のダイソーで安く購入できます。
専用クリップと合わせて100均で用意をするとすぐに低温調理がスタートできて良いですね。

アイラップ

低温調理おすすめのビニール袋

低温調理器の愛用者のブログでも度々目にするのが、岩谷マテリアルから製造されている【アイラップ】です。

《商品仕様》
素材:ポリエチレン
耐熱温度:120℃
耐冷温度:-30℃
サイズ(縦×横):約350×210mm(マチ40mm)
厚さ:0.009mm
内容量:60枚

アイラップは熱湯ボイルにまで対応した120℃の耐熱温度を備え、調理中に脂によって温度が上がりやすい肉料理や90℃程に設定が必要なメニューでも安心して使えます。
さらに、ビニール袋の底にはマチがあり厚みのある肉でも入れやすくなっていますよ。

ビニール袋の中でも極薄タイプのアイラップに耐熱皿の使用は欠かせませんが、その薄さにより真空するとピタッと食材にフィットするため空気残りが少なく満遍なく加熱できるのが魅力です。
口コミでもアイラップは定評があり、初めての人でも美味しく低温調理ができるおすすめのビニール袋になります。

低温調理におすすめのビニール袋や使い方まとめ

低温調理おすすめのビニール袋

低温調理にはビニール袋を使うことがおすすめです。

ビニール袋は性質上高温の湯煎には不向きなものもありますが、低温調理は60℃前後での加熱がメインとなるため十分対応できるようになっています。
低温調理器に推奨されているジップロックなどのフリーザーバッグと比較すると厚さが薄かったり、開け口にチャックがないことを心配に思うかもしれませんが、ちょっとした工夫をすれば低温調理にもしっかりと活用できますよ。

おさらいすると低温調理での使い方のポイントは次の3つになります。

  • 水圧を利用してビニール袋内の空気を全て抜く
  • 専用クリップを用意してしっかりと密閉する
  • 鍋にビニール袋が直接触れないよう耐熱皿を下に置く

どれも手軽に取り入れられるものばかりですよね。
私がイチオシする食品用ポリ袋やアイラップなどのビニール袋で、コスパ良く快適に低温調理を始めてみてはいかがでしょうか?
ジップロックがない場合の代用にもビニール袋はおすすめです!

なお、食品用ポリ袋とアイラップはこちらでもご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
低温調理器BONIQ(ボニーク)|ジップロックの代用におすすめのBEST5

また、他にも低温調理に使える袋をご紹介していますので、参考にしてみてください。
ボニークの低温調理でおすすめのナイロンポリ袋・使い方を徹底解説!

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