スロージューサーのトマトレシピ|美味しい・手軽な作り方を解説
“トマトジュース”と聞くと何をイメージされますか?野菜不足の時に飲む、酸っぱくて独特の風味が苦手・・・というように主に“健康の為に飲む”という方が多い一方で“味が苦手”という方も少なくありません。
しかしトマトには様々な栄養素が含まれているため、野菜不足といわれる現代人こそ積極的に摂取したい野菜の一つです。
近年では品種改良などにより甘みが強いトマトや酸味が強いトマトなど様々な品種が出回っており、そのまま食べても美味しいトマトが増えました。
その一方で手軽にトマトを摂取できると人気なのがスロージューサーを使ったコールドプレスジュースです。コールドプレスジュースとは野菜や果物などの食材をすり潰して作ったジュースのことで、食材に含まれる栄養素をそのまま食べるよりも吸収率が高い状態で摂取できることから、健康志向や美容志向の方の間で人気が高まっています。
スロージューサーを使ったコールドプレスジュースの材料は果物や野菜など何でもOKですが、その中でも人気の定番材料の一つがトマトです。一般的な市販のトマトジュースの独特な風味は加熱処理によるものですが、スロージューサーを使ったトマトのコールドプレスジュースは市販のトマトジュースとは比べ物にならないトマト本来の味と香りが楽しめるため、これまで市販のトマトジュースが苦手だった方でも美味しくゴクゴク飲めます。
トマトのコールドプレスジュースはこれまで街のジュース専門店やジューススタンドでしか購入できませんでしたが、スロージューサーの普及に伴い自宅でも自分で作る方が増えています。
そこで今回はスロージューサー初心者でも自宅で簡単手軽に本格的なトマトジュースを楽しめる基本のレシピをはじめ、より健康重視の方におすすめのアレンジメニューや美容重視に方におすすめのメニューなどをぜひ知っておきたいトマトの栄養素や期待できる効果などとともに詳しくご紹介します。
もくじ
スロージューサーで作るトマトジュースの基本レシピ
材料(1人分)
- トマト1個(大玉)
下準備
- トマトを水でよく洗い、スロージューサーの投入口に合わせて小さくカットしておく。
ポイント
スロージューサーや低速ジューサーの機種やトマトの大きさによってはカットする必要はありません。またトマトの皮は剥かずにスロージューサーへ投入して下さい。
トマトの果肉部分だけでコールドプレスジュースを作っても構いませんが、トマトの皮部分にも重要な栄養素がたくさん含まれているのでできれば皮もそのまま投入することをおすすめします。
トマトジュースの作り方
- トマトをスロージューサーの投入口に入れる。
- 全てのトマトを投入し2~3秒ほど待てば出来上がり。
ポイント①
スロージューサーで作るトマトジュースの基本レシピは材料がトマトのみのシンプルなジュースです。トマトには様々な品種があり、甘みが強いタイプや酸味が強いタイプなどがあるためお好みのトマトでお試し下さい。
また数種類のトマトを組み合わせて作るのも風味が違って美味しいトマトジュースに仕上がります。
ポイント②
搾汁時に出る搾りかすは捨てても構いませんが、出来上がったジュースに混ぜるとよりトマト全体の栄養素を余すことなく摂取することができます。ただし搾りかすを混ぜることでトマトジュースの舌触りが大きく変化するので、実際に搾りかすを混ぜる際は少量からお試し下さい。
スロージューサーで作るトマトジュースのおすすめポイント
スロージューサーで作るトマトジュースの基本レシピはスロージューサー初心者にこそおすすめのポイントがいくつかあります。
おすすめポイント①1日1個のトマトで医者要らずの健康体に!
トマトに含まれる栄養素で最も有名なのが「リコピン」です。このリコピンが豊富に含まれていることによりトマトは1日1個食べるだけで医者要らずの健康体になれるともいわれています。
しかし毎日トマト1個丸ごと(大玉)を食べ続けるのはなかなか難しいですよね。
でもそのトマト1個をスロージューサーでコールドプレスジュースにすればわずかコップ1杯のジュースになり、ゴクゴク手軽に摂取できて栄養補給と水分補給が同時に行えます。
また市販のトマトジュースは加熱処理されているためトマトに含まれる本来の栄養素を全て摂取することができないのに対し、スロージューサーで作ったトマトジュースは生のトマトに含まれる栄養素を破壊することなく、むしろ生のトマトよりも栄養素の吸収が良い状態で摂取することができ、効率よく健康体へと近づくことができます。
おすすめポイント②一年中手に入り品種も豊富!
トマトはスーパーでいつでも購入できる野菜であるため、健康や美容の為に毎日トマトジュースを摂取したい方にはおすすめの食材です。トマトの品種自体も豊富であるため、自分好みの甘みや酸味のトマトを選ぶこともできます。また時々使用するトマトを変えればいつもと違った味が楽しめたり、いくつかの品種を組み合わせてオリジナルミックスのトマトジュースを楽しむこともできます。
おすすめポイント③皮ごとOK!カットの手間ナシ!
近年人気のスロージューサーは食材の投入口が大きいタイプが多く、大玉のトマトでもカットする必要がなくそのまま投入できる場合が多いです。上記で紹介したトマトジュースの基本レシピでは用意する材料がトマトのみなのでまな板や包丁を使う必要がなく、忙しい朝でもトマトをさっと洗うだけの短時間で下準備が完了します。そのため忙しい朝に本格的な健康重視のコールドプレスジュースが飲みたい方にとってトマトはおすすめの食材となっています。
おすすめポイント④健康重視にも美容重視にもアレンジ自在!
トマトジュースといえばトマトだけを使ったシンプルなメニューがイメージされがちですが、自宅でスロージューサーを使ってコールドプレスジュースを作ることの最大のメリットは“自分でレシピを自由にアレンジできること”です。上記でご紹介したトマトジュースの基本レシピはトマトのみを使用していますが、果物や他の野菜と一緒にジュースにすることでより健康効果や美容効果をアップさせることができます。
毎日トマトジュースだと飽きてしまうという方も日替わりでトマト+αの食材でコールドプレスジュースを作れば飽きることなく続けられます。またトマトの栄養素は摂取したいけどトマトのみのジュースは苦手という方も他の食材と組み合わせることで飲みやすい味のジュースを作ることができます。
なお、こちらでもトマトとにんじんを使ったコールドプレスジュースの作り方をご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒スロージューサーのにんじんレシピ|美味しい・手軽な作り方を解説
トマトに含まれる栄養素と期待できる効果
トマトの主な栄養素①リコピン
トマトに含まれる代表的な栄養素であるリコピンはトマトが赤い理由である色素成分であり、強力な抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用は体内の活性酸素の働きを抑制して細胞の錆びを防ぐため、アンチエイジング効果やがん予防などの効果を発揮します。
抗酸化作用はビタミンEにもありますが、トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用はビタミンEの100倍の強さがあります。
またリコピンには血液中のコレステロールの酸化を抑制して血栓を防ぐほか、血流を促進させる作用もあるため肥満防止や動脈硬化の予防効果なども期待できます。
トマトの主な栄養素②クエン酸
トマトの酸味の正体であるクエン酸には疲労回復効果があります。野菜の中でクエン酸の含有量が最も多いのがトマトであり、トマトの中でもミニトマトが最もクエン酸の含有量が多いです。クエン酸によるトマトの酸味と疲労回復効果が最も有効なのが夏バテをした時。さっぱりして食べやすいトマトは真夏の暑い時期に積極的に食べると高い健康効果が期待できます。
トマトの主な栄養素③ケルセチンなどの抗酸化成分
トマトにはリコピンのほかにも抗酸化作用のあるβ-カロテン、ケルセチン、ピラジン、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素が含まれています。中でもケルセチンやピラジンには血栓を予防して血液をサラサラに保つ作用があるため、動脈硬化や高血圧、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。さらに血液がサラサラになることで新陳代謝がアップしてダイエット効果が期待できるほか、太りにくい体へと導くことも期待できます。
トマトの主な栄養素④ビタミンC
ビタミンCは美容成分としても有名ですね。
トマトにはビタミンCが豊富に含まれており、ビタミンCの抗酸化作用によってアンチエイジング効果が期待できるほか、シミの原因となるメラニンの発生を抑制して美白効果も発揮します。さらに肌を健康な状態へと導くため肌荒れ改善効果や美肌効果も期待できます。
スロージューサーで作るトマトジュースのアレンジレシピ
トマトには様々な栄養素が豊富に含まれているため様々な健康効果や美容効果が期待できますが、トマトのみを使用する基本レシピに野菜や果物を加えるアレンジレシピによってさらに効果をアップさせることができます。
ここでは飲みやすさをアップさせるアレンジレシピ、健康効果をアップさせるアレンジレシピ、美容効果をアップさせるアレンジレシピなどをご紹介します。
アレンジレシピ①トマト+オレンジ+キウイで飲みやすさUP!
材料
- トマト1個(大玉)
- オレンジ1個
- キウイ1個
作り方
- オレンジは皮を剥いて小さくカット、キウイも2~4等分にカットしておく。
- 材料を交互にスロージューサーへ投入する。
- 全部の材料を入れたら3~4秒ほど待つ。
おすすめポイント
トマトのみのジュースだと野菜ジュース感が強くて苦手・・・という方におすすめのレシピ。トマトはオレンジとの相性が良く、トマトジュースの基本レシピにオレンジを加えるだけでも果物ジュース感がアップして飲みやすくなります。そこにキウイを加えることでさらにトロピカル感がアップして風味豊かなフルーツジュースに仕上がるほか、ビタミン類を豊富に摂取できる“美白ジュース”が完成します。
アレンジレシピ②トマト+人参+ヨーグルトで健康スムージー!
材料
- トマト1個
- 人参1/2本
- ヨーグルト200ml
作り方
- スロージューサーの投入口に合わせて必要であれば人参をカットしておく。
- 食材を交互にスロージューサーへ投入する。
- 全ての食材を投入したら3~4秒ほど待ち、完成。
おすすめポイント
健康重視でコールドプレスジュースを飲む場合、材料には野菜を選ぶ方が多いです。
しかしトマトは水分が多い野菜であるため他の野菜と組み合わせてもシャバシャバした質感のジュースにしか仕上がりません。
腹持ちや満足感をアップさせたスムージーとして楽しみたい方はヨーグルトを加えたこのアレンジレシピがおすすめです。
人参は栄養価が高くトマトとの相性も良く、独特のクセもヨーグルトによってまろやかになるので人参が苦手な方でもゴクゴク飲めるスムージーに仕上がります。
アレンジレシピ③トマト+バナナ+グレープフルーツで美容効果UP!
材料
- トマト1個
- バナナ1本
- グレープフルーツ1個
作り方
- バナナとグレープフルーツの皮を剥いて適当な大きさにカットしておく。
- 材料をスロージューサーへ交互に投入する。
- 全部の材料を投入したら3~4秒ほど待ち、完成。
おすすめポイント
美容効果をアップさせるならトマトに果物を+しましょう。バナナはジュースにとろみをつけるほか、トマトのクセをまろやかにします。そこにグレープフルーツを足すことでトマトの野菜感のある酸味よりもフルーツ感のある酸味が強いジュースに仕上がります。
柑橘類であればオレンジやレモンでもOK!
ビタミンCの摂取量がアップすることで美白効果や美肌効果が期待できます。
いかがでしたか?
生のトマトは食べられるけどトマトジュースは苦手・・・という方が少なくないほどトマトジュースは独特なクセと風味があります。
しかしスロージューサーで作ったトマトジュースは一般的なトマトジュースと比べて飲みやすさが段違いであるうえに摂取できる栄養素の量も全く違います!
また自宅でスロージューサーを使えばトマトだけでなく他の野菜や果物などを自在に加えることができ、健康重視の野菜ジュースや美容重視のフルーツジュースなど自分好みにレシピをアレンジすることができます。
トマトジュースの基本レシピはシンプルにトマトのみを使うものですが、後は自分の好きな野菜や果物を好きに加えるだけでオリジナルの健康ジュースや美容ジュースを作ることができるので、ぜひ色んなアレンジ方法に挑戦してみて下さい。
なお、健康重視の方におすすめしたいスロージューサーもランキングでご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒スロージューサー健康重視ランキング|おすすめ商品を比較【最新版】