スロージューサーの小松菜レシピ|美味しい・手軽な作り方を解説
今回は、低速ジューサーで作るコールドプレスジュースについて、ご紹介していきたいと思います。
スロージューサー(低速ジューサー)は、高速で回転するミキサーとは異なり、ゆっくり回転しながら、すり潰すように搾汁する方法でジュースを作ります。
機械の摩擦熱が生じにくく、熱に弱い酵素やビタミンなどの栄養素を損なうことなく、摂取することが出来るというのが、大きな特徴です。
健康を維持するため、お子さんの野菜嫌いを克服するため、美容のためなど、様々な理由で、スロージューサーを購入している方が増えています。
コールドプレスジュースを専門にするお店も、増えてきていますが、自分だけのオリジナルレシピを楽しみたいという方も、多いと思います。
好きな食材を組み合わせて、自分だけのメニューを考えるのも、楽しいですよね。
この記事では、特に「小松菜」を使用したスロージューサーのレシピをご紹介していきます。
美味しいだけでなく、手軽で簡単に作れる方法ばかりですので、ぜひ、最後までご覧になってくださいね。
もくじ
小松菜&はっさくのコールドプレスジュース
■材料
- 小松菜…200g(4束)
- はっさく…500g(2個)
■作り方
- はっさくは、皮を剥いて種を取り除く
- 小松菜の根元は切り落とし、スロージューサーに入る大きさにカットする
- はっさくと小松菜を交互に入れて、全て絞り切れば完成
■気になるはっさくの栄養素は?
はっさくは柑橘類に分類されるフルーツですから、ビタミン類が豊富に含有されています。
中でも美容に効果的なビタミンCが多く含まれているんですよ。
ビタミンCの主な効果は、美肌効果だけでなく免疫力を向上させるというものもあります。
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にも、大きく役立ちますよ。
柑橘類の酸っぱさの正体である「クエン酸」も、はっさくには豊富に含まれています。
疲れの原因となる乳酸を分解してくれるクエン酸は、疲労回復効果が期待できるんですね。
乳酸が分泌されてしまうと、身体の中が酸性になります。
すると、血液循環や消化器官、体内細胞の衰えなど、細胞に悪影響を及ぼしてしまうのです。
しかし、クエン酸を摂取することで、体内をアルカリ性にすることが出来るので、美容だけでなく健康にも良い効果をもたらしてくれます。
はっさくを食べると、少し苦みを感じる方も多いと思います。
この苦みは「ナリンギン」という成分が含まれているからなんですよ。
ナリンギンには、血流改善効果や生活習慣病の予防・改善、抗アレルギー効果、ダイエットサポート効果など、多くの効果が期待できる成分です。
美容面でも健康面でも、はっさくは私たちの身体に良い効果をもたらしてくれるんですよ。
りんご・にんじん・小松菜のコールドプレスジュース
■材料
- にんじん…1/4本
- りんご…1/2個
- 小松菜…2束
- レモン…小1
■作り方
- にんじんは皮ごと、スロージューサーに合わせた大きさにカットする
- りんごは種を取り除き、適当な大きさにカットする
- 小松菜は、水洗いし、根元を切り落とす
- 食材を交互に投入し、全て搾汁したら完成
■気になるにんじんの栄養素は?
1年を通して安価で手に入れやすいにんじんは、小松菜と同じくスロージューサーのレシピにも良く登場します。
にんじんと言えば、思いつく栄養素がありますよね。
βカロテンという言葉を聞いたことがあるという方も、多いのではないでしょうか。
抗酸化作用に優れ、免疫力も向上させてくれるので、がんや生活習慣病、風邪などの感染症の予防に役立つんですよ。
βカロテンの特徴は、身体の中でビタミンAに変換されることです。
肌の健康維持、老化防止だけでなく皮膚や粘膜を保護する働きもある、優れた栄養素だと言えるのです。
βカロテン以外にも、ビタミン類や鉄分、カリウムなど、豊富な栄養素を含有しているので、スロージューサーでコールドプレスジュースを作るときは、小松菜と一緒ににんじんもレシピに加えてみてくださいね。
■気になるりんごの栄養素は?
秋に旬を迎えるりんごは、日本だけでも2,000種類の品種が存在すると言われています。
生で食べるのも美味しいですが、アップルパイやリンゴジュースなど、楽しみ方はたくさんありますよね。
スロージューサーを使ったレシピにも、小松菜と同様、りんごはたくさん登場します。
では、そんなりんごにはどのような栄養素が含有されており、どんな効果が期待できるのでしょうか。
りんごには、リンゴポリフェノールという強い抗酸化作用のある成分が含有されています。
生活習慣病の予防や、アレルギーの抑制、コレステロール値の低下や血流改善、美白効果など、多くの働きが期待できる成分です。
リンゴポリフェノールは皮に近いところに多く含まれているので、コールドプレスジュースにするときは、できるだけ皮ごと搾汁してくださいね。
水溶性食物繊維であるペクチンも、良い効果をもたらしてくれます。
善玉菌を増やす働きがあるので、腸内環境を整え、便秘改善効果が期待できますよ。
また、不溶性食物繊維であるセルロースも、腸の働きをサポートしてくれます。
りんごにはビタミンCも含有されていますので、肌荒れを改善したり、お肌を美しくするなど、美容効果もありますよ。
きゅうりと小松菜とケールの本格青汁
■材料
- 小松菜…50g(1/6束)
- きゅうり…50g(1/2本)
- ケール…100g
- レモン…30g(1/4個)
■作り方
- 小松菜はしっかり水洗いをして、根元を切り落とし、適当な大きさにカットする
- ケールも良く洗い、葉と軸に分けて、5㎝~10㎝角になるように手でちぎる
- きゅうりは水洗いした後、投入口に入る大きさにカットする
- 材料を交互に投入し、全て搾汁出来れば完成
■気になるきゅうりの栄養素は?
「きゅうりには栄養がない」と、聞いたことのある方も多いと思います。
実は、きゅうりにもちゃんと栄養があるんですよ。
きゅうりにはどのような栄養素が含まれているのか、ここからお話ししていきたいと思います。
まず、きゅうりに多く含まれているのは「カリウム」という成分です。
ナトリウムを排出するサポートをしてくれますので、むくみの改善に役立ちますよ。
利尿作用があるので、身体の中の水分量を調節してくれるのです。
さらに、高血圧の改善にも効果的なんですよ。
また、にんじんに多く含まれることで知られている「βカロテン」も、きゅうりに含まれているんですよ。
表皮部分に含有されているので、βカロテンを摂取したい方は、皮ごとスロージューサーに投入してくださいね。
きゅうりは身体を冷やす働きがありますので、暑い夏に摂取すれば、火照った身体を冷ましてくれます。
■気になるケールの栄養素は?
青汁の材料として良く使用されているケールは、非常に栄養価の高い植物として知られています。
ミネラルやビタミン類をバランス良く含有しているだけでなく、その含有量も上位に入るほど多いんですよ。
ケールに含有されているビタミンEは100g中2.4g、ビタミンCは81㎎と、野菜の中でもトップクラスです。
強い抗酸化力を持つβカロテンも、100g中2,900μgも含まれています。
活性酸素の活動を抑制し、身体の中の不和飽和脂肪酸が酸化するのを防いでくれますので、心筋梗塞や動脈硬化などの予防に役立ちます。
ケールにはメラトニンと言われる神経ホルモンの一種も含まれています。
体内時計を正常に整え、睡眠の質を向上させてくれますし、寝つきが良くなる効果も期待できます。
また、ルテインというカロテノイドの一種も含有されており、白内障の予防に働きかけてくれます。
ルテインは、抗酸化力に優れているだけでなく、細胞の酸化も防ぐ役割があるんですよ。
他にも豊富な食物繊維が腸内環境を整え、急激な血糖値の上昇を防いだり、野菜の中ではトップクラスのカルシウムが私たちの健康を支えてくれます。
小松菜の絞りかすを活用!美味しいグリーンスープ
ここまでは、スロージューサーでコールドプレスジュースを作る小松菜のレシピをご紹介してきましたが、絞りかすを活用したレシピも一つご紹介しますね。
使用するのは、小松菜とセロリ、パセリの絞りかすです。
■材料
- 絞りかす…残ったもの全て
- ベーコン…80g(4枚)
- オリーブオイル…小1/2
- 水…600cc
- 塩…小1/2
- 粉パルメザンチーズ…少々
■作り方
- パセリやセロリの繊維を切るように、絞りかすはザクザクとみじん切りにする
- ベーコンは2㎝幅にカットする
- 鍋にオリーブオイルを入れ、熱してからベーコンを入れる
- 水を加え、1で刻んだ絞りかすを加える
- 塩を加えてから、30分以上煮込む
- 器に盛り付け、粉パルメザンチーズをふりかければ完成
なお、小松菜の搾りかすを使ったレシピはこちらでもご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒スロージューサーの絞りかすレシピ|かすを使った美味しいメニューは?
小松菜の栄養素と効果について
ここまで「小松菜」を使用したスロージューサーのレシピをご紹介してきました。
ここからは、小松菜にどんな栄養素が含まれていて、私たちの身体にどのような健康効果をもたらしてくれるのかについて、お話ししていきたいと思います。
小松菜はどんな味?
冬が旬の小松菜は、アクが少なく、生で食べられる人もいるほど、食べやすい食材だと言えます。
価格も安価で使いやすいので、スロージューサーのレシピにも良く登場しているんですね。
コールドプレスジュースで青汁を作るときに、小松菜を使うという方も多いのではないでしょうか。
他にもスムージーにするという方も、多いと思います。
りんごやバナナ、レモンなどの果物との相性も良いので、食材同士の組み合わせがしやすいというのも嬉しいですね。
小松菜は葉物野菜独特の青みが感じられる味がしますが、葉物野菜の中でもクセが少なく、食べやすい野菜です。
小松菜に含まれる栄養素は?
小松菜は、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜です。
にんじんにも豊富に含まれているβカロテンを含有し、その量は100gあたり3,100μgにもなります。
免疫力向上に役立つβカロテンを摂取すれば、風邪などを予防してくれますよ。
風邪を引きやすく、疲れやすい季節の変わり目などは、特に意識してβカロテンを摂取すると良いでしょう。
他にも、ビタミンB群やビタミンCを多く含んでいるのも特徴の一つとして挙げられます。
小松菜はミネラルも多く含んでいるので、ミネラル補給には最適な食材です。
実は鉄分の量は、ほうれん草よりも多いんですよ。
また、カルシウムも小松菜の方が多く含有しているので、貧血気味の方には特におすすめです。
ほうれん草と比較して、小松菜のカルシウムの含有量はおよそ3倍ともいわれています。
鉄分はほうれん草と比べて、およそ2倍にもなるんですよ。
安価で、通年手に入れやすい小松菜ですが、豊富な栄養素を含む優れた食材なんですね。
味のクセも少ないので、ぜひ、スロージューサーでコールドプレスジュースを作るときは、小松菜もレシピに加えてみてくださいね。
まとめ
スロージューサーで美味しいコールドプレスジュースを楽しむ食材の一つとして、今回は「小松菜」について、お話ししてきましたが、いかがでしたか?
いくつか簡単で手軽なレシピもご紹介しましたので、ぜひ、試してみてくださいね。
野菜が嫌いなお子さんや、家族の健康管理をしたい方に、おすすめです。
果物と組み合わせれば、葉物野菜独特の青みも軽減され、とても飲みやすくなります。
スロージューサー(低速ジューサー)は、摩擦熱が生じにくいという特徴がありますので、食材本来が持つ栄養素を損なうことなく、摂取することが出来ます。
また、繊維質を取り除き、さらっとしたジュースになりますので、胃や腸に負担をかけず、効率良く栄養を取り入れることが出来るのです。
「少し具合が悪くなってきた」「風邪気味かも?」「最近胃もたれする」など、身体に不調を感じているときこそ、小松菜をはじめとした野菜や果物でコールドプレスジュースを作ってください。
身体の中に溜まった老廃物をスムーズに排出し、身体をすっきりとさせてくれますよ。
なお、こちらでは健康重視の方におすすめしたいスロージューサーをランキングでご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒スロージューサー健康重視ランキング|おすすめ商品を比較【最新版】