スロージューサーのジュースを保存|美味しさ・鮮度を保つ保存法は?
低速ジューサーで作る美味しいコールドプレスジュースが、今話題になっていますよね。
ミキサーなどの高速ジューサーとは異なり、ゆっくり回転しながら野菜や果物をすり潰すし、搾汁するスロージューサーは、摩擦熱が生じにくいので、素材本来の栄養素をそのまま摂取することが出来ます。
また、繊維質を取り除いてくれるので胃腸に負担をかけることなく、身体の内側から綺麗にすることが出来るんですよ。
そんなコールドプレスジュースを毎日飲みたいという方が増えていますが、気になるのは保存方法ではないでしょうか。
毎朝作ることが出来るのがベストですが、どうしても忙しい日は作ることが出来ないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、スロージューサーで作ったコールドプレスジュースの保存方法や、どれくらい持つのかについて、ご紹介していきます。
ぜひ、最後までご覧になってくださいね。
もくじ
コールドプレスジュースは保存することが出来るの?
結論から言うと、スロージューサーで作ったコールドプレスジュースは、保存することが「出来ます」。
しかし、保存できる期間は長くありませんし、鮮度や味の低下は免れません。
そのうえで、どのようなことに気を付ければ良いのか、ご紹介していきますね。
スロージューサーで作ったコールドプレスジュースを、保存するときのポイント
酸化を防ぐために、空気に触れさせない
コールドプレスジュースの魅力は、ジュースの中に生きた酵素や豊富な栄養素が含有されていることです。
しかし、空気に触れると酸化が始まり、栄養素や味、鮮度がどんどん低下してしまいます。
それらを防ぐためには、できるだけ空気に触れさせないように保存することが大切です。
では、具体的にどのような方法があるのでしょうか?
保存におすすめなのはメイソンジャー
2015年に大流行したメイソンジャーは、スロージューサーで作ったコールドプレスジュースを保存するのに、おすすめな容器です。
密閉性に優れており、ジュースを注ぎやすい広い口も便利ですよ。
ガラス瓶で作られているので、煮沸消毒をすることが出来ますしので衛生面でも安心です。
カラーやデザインなどの種類も多いので、選ぶ楽しさもありますね。
メイソンジャーなら、割らない限り半永久的に使うことが出来ますし、汚れやにおいも付きにくいというメリットがあります。
密閉性が高いので、冷蔵庫の中で寝かせて保存すれば、場所を取ることもありません。
スリムに保存したいならスイングボトル
サイズが豊富で、コールドプレスジュース以外に、手作りドレッシングや梅酒なども保存しやすいスイングボトルもおすすめです。
漏斗を使えば、簡単に注ぐことが出来ますし、ボトルタイプなので小さなお子さんでも、簡単にグラスに注げます。
スイングボトルは、形は異なりますが、メイソンジャーと同じく密閉性の高いガラス瓶です。
衛生的に保存することが出来ますし、スリムなボトルタイプですから、冷蔵庫の中で邪魔になりませんよ。
冷凍保存するならジップロックへ
冷凍庫で保存したいなら、ジップロックに入れて密封保存するのが良いでしょう。
出来るだけ空気が入らないように密封することで、酸化を防ぐことが出来ます。
解凍する際に加熱すると、せっかくの栄養素や酵素が失われてしまいますので、必ず自然解凍するようにしてくださいね。
コールドプレスジュースの保存期間は?
家庭用スロージューサーを使って、ジュースを作った場合、保存期間は長くても「三日」までとしてください。
酸化が始まり、生きた酵素や栄養素、鮮度が低下してしまうためです。
メイソンジャーやスイングボトルに入れて保存する際は、口のぎりぎりのところまでジュースを注ぐのがポイントです。
こうすることで、空気に触れる部分を可能な限り、少なくすることが出来るんですよ。
ジップロックで冷凍保存した場合も、保存期間は三日程度が良いでしょう。
長い期間保存してしまうと、冷蔵保存と同じく、鮮度や栄養素、味が落ちてしまうからです。
少しでもコールドプレスジュースを長持ちさせるには、どうすればいい?
自宅のスロージューサーでジュースを作り、保存する場合、どのようなことをすれば、少しでも長持ちさせられるのでしょうか。
何か方法があれば試してみたいと思いますよね。
おすすめなのは、レモンやライムの搾り汁をジュースに加えるという方法です。
レモンやライムには、食品を長持ちさせるクエン酸という成分が含有されています。
天然の防腐剤として、ジュースが傷むのを防いでくれますよ。
また、果物を加えるより、野菜のみのジュースの方が長持ちします。
ジュースを保存する際の問題点について
スロージューサーで作ったコールドプレスジュースは、保存することが出来ますが、やはりおすすめはできません。
酵素や栄養素をしっかりと摂取するためには、出来たてを飲むが一番だからです。
鮮度や味も落ちてしまいますし、美味しく飲むなら作りたてが良いですよね。
また、コールドプレスジュースを保存することには、問題点がいくつかあります。
どうしても保存したい!というときはあると思いますが、この問題点も頭に入れておいてください。
酸化してしまう
高速ジューサーであるミキサーなどで作ったときよりも、酸化しにくいスロージューサーですが、あくまで酸化「しにくい」だけで、酸化しないわけではありません。
保存する際に酸素に触れてしまえば、どんどん酵素は減少してしまいます。
完全真空でジュースを保存出来れば良いのですが、一般家庭ではなかなか難しいですよね。
酸化しにくいだけで、酸化していくということは忘れないでください。
雑菌が繁殖する
手作りのコールドプレスジュースは、生野菜や果物をすり潰して作るものです。
保存料などの添加物を使用せずに作っていますので、すぐに飲まないと雑菌が繁殖しやすいという問題点が生じます。
ガラス瓶を使って保存する場合は、煮沸消毒をするなど、衛生面にも気を使う必要があります。
無添加で安全なジュースですが、傷むのが早いということは、忘れないでくださいね。
手間がかかる
どうしてもスロージューサーで作ったジュースを保存したいというときは、あると思います。
そんなとき、手間が少しかかってしまうという問題点もあります。
冷蔵庫や冷凍庫にスペースを確保しなければいけませんし、なにより空気に触れないように保存するのは難しいですよね。
このように、スロージューサーで作ったジュースを保存しようと思うと、様々な問題が生じます。
多く作り過ぎてしまった飲みきれない、翌朝が早くて作っている暇がないという方は、上記のことを加味してから、保存してくださいね。
時には市販を頼るのもあり!
低速ジューサーで作ったジュースは、手作りのものの方が添加物の入っておらず、安心・安全です。
しかし、毎朝果物や野菜を切り、ジュースを作り終えたら洗い物をする…というのが、面倒だと感じる方も多いことでしょう。
どうしても作るのが難しいというときは、無理して保存するよりも、市販のコールドプレスジュースを飲むというのも、一つの方法です。
コールドプレスジュースを専門に扱うお店が近くにあれば、そこで購入すれば作り立てを飲むことが出来ます。
もし、ショップが近くにないのなら、通販で購入するという方法もありますよ。
長ければ冷凍で1年持つものもありますので、普段は手作りのジュースを飲み、いざというときのストックとして保存しておくことをおすすめします。
スロージューサーで作ったジュースは、健康効果や美容効果の高いと評判ですが、継続して飲み続けなければ、十分な効果を得ることが出来ません。
時には、市販に頼るのも、一つの方法だということを覚えておいてくださいね。
毎日スロージューサーでジュースを作るためには?
ここまで低速ジューサーで作ったコールドプレスジュースの保存方法について、お話してきましたが、保存できるものの、作り立てがベストという結論になりましたね。
では、毎日継続してジュースを作るためには、どんなことに気を付ければ良いのか気になりますよね。
少しでも手間を省く方法を知りたいという方のために、いくつかポイントをお話ししていきます。
投入口の大きなスロージューサーを選ぶ
家庭用の低速ジューサーは数多く販売されていますが、中でも投入口が6㎝以上のものを選ぶことをおすすめします。
6㎝以上のワイド投入口が搭載されているモデルなら、野菜や果物を細かくカットする手間を省くことが出来ます。
モデルによっては小さめのリンゴなら丸ごと投入できるというものもありますよ。
大きめにカットすることは、手間を省くだけでなく、断面に空気が触れにくく酸化しにくいというメリットもあります。
細かく食材をカットする必要もありませんし、栄養素もたっぷり摂取できますので、まだスロージューサーを購入していないという方は、ぜひワイドな投入口が搭載されたモデルをチェックしてみてくださいね。
食洗器対応のスロージューサーを選ぶ
低速ジューサーは、ゆっくり回転しながら野菜や果物をすり潰して搾汁してジュースを作ります。
その際、果汁と繊維質は分けられますので、出来上がるジュースはさらっとした喉ごしで、ごくごく飲むことが出来ます。
搾りかすは、別の排出口から出てきますが、ストレーナーに繊維質が絡み、洗い物に手間がかかることもあります。
専用ブラシが付属している場合もありますが、毎日忙しい朝に手洗いするのは大変ですよね。
そんな手間を省くために、食洗器対応のスロージューサーを選ぶのもおすすめです。
ジュースを入れるカップなども食洗器で洗うことが出来ることも多いので、洗い物の負担を一気に減らすことが出来ます。
お家に食洗器がある方は、対応モデルを選ぶというのも、検討してみてくださいね。
なお、食洗器に対応したスロージューサーのおすすめランキングをご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒コールドプレスジューサー|食洗器でお手入れできるおすすめNo1は?
まとめ
ここまでスロージューサーでジュースを作ったときの、保存方法や期間についてお話してきましたが、いかがでしたか?
- 作り立てを飲み切るのがベスト!
- 冷凍でも冷蔵でも、保存するなら密閉する
- 保存するときは、どのような問題点があるか理解する
- 長持ちさせるなら、レモンやライムがおすすめ
- いざというときのために、市販のコールドプレスジュースを頼るのもあり!
毎日作り立てを飲むことが出来ればベストですが、どうしてもそれが難しい日というのはありますよね。
保存する場合は、上記のポイントを知っておけば、上手に保存することが出来ますよ。
コールドプレスジュースの良いところは、素材そのものの栄養素や酵素を摂取することが出来る点です。
皮や種の周りの栄養素もまるごと摂取できるところが、魅力ですよね。
ミキサーのような遠心分離式高速ジューサーで作るよりも、酸素に触れにくく、酸化しにくいのも特徴です。
低速ジューサーは、ゆっくりと回転しながら搾汁する低温低圧圧縮方式を採用していますので、刃の高速回転による摩擦熱を最低限に抑えることが出来るのです。
熱に弱いビタミンや酵素などの栄養素を損なうことなく、摂取できるんですよ。
繊維質も取り除かれますので、胃や腸に負担をかけずに、身体の内側から綺麗にすることが可能です。
最近、コールドプレスジュースを利用した「ジュースクレンズ」というダイエット方法も、流行していますよね。
ジュースクレンズは、数日間コールドプレスジュースだけを飲むことで、豊富なビタミンやミネラルを摂取しながら、胃や腸を休めるというものです。
身体の中に溜まった老廃物をスムーズに排出することが出来ますし、お肌や髪も綺麗になりますよ。
ジュースクレンズをするためのコールドプレスジュースを、全て市販のもので補おうとすると三日間で2万円前後の費用がかかってしまいます。
しかし、家庭用の低速ジューサーがあれば、自分好みのコールドプレスジュースを手軽に作ることが出来ますね。
保存方法や期間に十分注意しながら、スロージューサーを楽しんでください。