土鍋はとっても便利で万能?土鍋の良さ・使い道を徹底解説します
古くから日本で愛される土鍋ですが、近年使い勝手の良さや万能性からその魅力が再注目されています。「土鍋で炊いたご飯はおいしい!!」と言われることは多いですが、実際土鍋にはどのような使い道があるのかわからないという人も多いでしょう。
結論から言うと、土鍋は実に万能で炊飯はもちろん、炊き込みご飯や煮込みうどん、カレーやシチューのような煮込み料理、蒸し料理、スイーツやパンなどさまざまな料理作りに使うことが出来ます。
土鍋一台あることで他の調理器を用意しなくても、本格的な調理を行うことが出来ることから大きな注目を集めているのです。
また、土鍋の素材や構造から食材のおいしさを引き出す効果などもあるため便利さだけでなく、料理にこだわりを持つ人からも選ばれているのです。
この記事を読めば次のことがわかります。
- 土鍋の良さとは?特徴やメリット・デメリット
- 土鍋のデメリットと扱い方の注意点
- 土鍋は万能!土鍋の使い道や出来ること
- 土鍋を便利に使いこなすための上手な選び方
これから土鍋を購入しようと思っている人はもちろん、土鍋を持っていてもうまく使いこなせていない人、“土鍋レシピ”にチャレンジしたいという人にもぜひ土鍋の良さや使い道の広さを再確認してもらいたいと思います。
もくじ
土鍋の良さや便利な使い道、扱い方を徹底解説!
土鍋の良さとは?特徴やメリット・デメリット
そもそも土鍋ってどんなもの?
土鍋や石鍋、鉄鍋、銅鍋など鍋にはさまざまな種類があり、最近ではアルミやステンレスなどの丈夫で手頃な鍋を使っている人も多いと思います。
土鍋はその名が示す通り土で作られた鍋で、熱伝導率が低い性質を持っています。粘土を成型してから焼き上げ、釉薬を塗って仕上げます。
金属製の鍋に比べて熱がゆっくりと伝わり、その熱を溜めこんで長い時間逃がさないのが特徴です。
また、土や石から多量に出る遠赤外線の効果によって、食材がじっくり加熱されてよりおいしく仕上がるということがわかっています。
保温性が高いので余熱を利用することもでき、金属製の鍋では長時間煮込む料理も土鍋の場合は火にかける時間が短くていいということもあります。
また、沸騰するときに細かな泡がたくさん発生するため、土鍋でお米を炊くと一粒一粒に熱がしっかり加わるのでお米の粒が潰れずふっくらと仕上がると言われています。
土鍋はなぜ便利?メリットや万能性について
日本では古来から利用されてきた土鍋ですが、ここ数年その万能性や魅力が再注目されています。
土鍋というと鍋料理に使われることが多いものですが、実は鍋料理以外にもあらゆる調理に使うことが出来る便利な調理器なのです。
メリット①さまざまな料理を作ることが出来る
炊飯器の代わりに土鍋でご飯を炊くことも出来ますし、おでんや煮物、カレーなどの煮込み料理を作ることも出来ます。
金属製の鍋に比べてお米はふっくらと炊き上がり、煮込み料理は食材に味が染み込みやすいためおいしさが高まると言われているのです。
その他にも、温野菜やシューマイ、肉まんなどの蒸し料理も作れますし、プリンやケーキなどのスイーツ、パン、麺料理などにも向いています。
メリット②出来立てのおいしさを味わえる
土鍋は一度あたためると熱が下がりにくいため、作った料理が冷めにくく食事の時間に出来立ての味を楽しむことが出来るというのも土鍋の良さでしょう。
土鍋そのものがあたたかみのある雰囲気のため、コンロで調理したままテーブルに移すことが出来るのも便利です。
メリット③食材の旨味・甘みが増す
土鍋を使うとさまざまな料理を作ることが出来るというだけでなく、金属製の鍋に比べて3~4倍の遠赤外線が出るため食材の芯までじっくり加熱することが出来てよりおいしく仕上げることが出来るのです。
火の通りにムラが出来にくく、硬さの違う食材を同時に煮込んでも失敗しにくいという良さもあります。
特にお米や根菜類は土鍋で加熱すると甘みが増すと言われています。
これらの食材に多く含まれるでんぷんは、40~60℃の温度帯で活性化する酵素によって糖に分解されます。
土鍋ではゆっくりと加熱されることからこの温度帯に食材がさらされる時間が長いため、甘みがどんどん引き出されるのです。
メリット④食材が煮崩れしにくい
大根やかぼちゃ、じゃがいもなどは煮込み料理に使う機会が多いものの、煮込むことで煮崩れしやすい食材です。
土鍋ではこれらの食材も煮崩れしにくく、しっかり味を染み込ませることが出来るのです。
野菜の煮崩れを防ぐためには沸騰させず60~70℃程度の低温で長時間煮込むことが良いとされています。
土鍋では高温に上がり切る前にじわじわ加熱したり、余熱でじっくり火を通すことが出来るので煮崩れを防ぐことが出来るのです。
土鍋のデメリットと扱い方の注意点
土鍋には食材の良さを引き出して料理をおいしく仕上げたり、色々な料理を作ることが出来る万能料理器になるなどのメリットがありますが、金属製の鍋に比べて扱い方やお手入れに注意が必要だという面もあります。
土で作られた土鍋は厚みがあって重く、落とせば割れてしまいます。
調理中にお玉などをぶつけることで部分的に欠けさせてしまうこともめずらしくありません。
土鍋は急激な温度変化に弱いという性質を持っているので、特に鍋底が濡れたまま火にかけたり、空焚きしたりするとひび割れを起こす可能性があるので厳禁とされています。
また、土鍋は使っていくうちに釉薬が塗られている部分に「貫入」と呼ばれる特有のひびが入ります。
このひびは壊れているのではなく熱による土の膨張を分散して、土鍋が大きく割れることを防ぐためのものなので安心してください。
土鍋はさまざまな調理に使うことが出来ますが、唐揚げや天ぷらなど大量の油を使う調理には適していません。
油を使う場合は、弱火で土鍋をゆっくりあたためてから油を投入するようにしましょう。
土鍋の割れや水漏れ、におい移りなどのトラブルを防ぐためには使い始めに「目止め」と呼ばれる処理を行っておくといいでしょう。
しっかりと乾燥している土鍋の中に、8分目まで水を入れ、ご飯や小麦粉、片栗粉などでんぷん質を多く含む食材を水の1/5程度の量入れて約30分火にかけます。
加熱されて粘りの出たでんぷん質がつなぎとなって、土鍋の“目”をつなぎ合わせて割れなどを防ぐのです。
特にご飯での目止めが最も効果的だと言われており、おかゆを作ることでも目止めになると言われているので試してみてください。
土鍋は万能!土鍋の使い道や出来ること
炊飯(土鍋ご飯)
まず土鍋の使い道としておすすめしたいのが、ご飯を炊くことです。
土鍋の中には炊飯専用の土鍋もありますが、鍋料理などに使用する普通の土鍋でもご飯を炊くことは十分に可能です。
土鍋でご飯を炊くとき、炊飯専用土鍋であれば容量が決まっているのでそれに従って炊くようにします。
普通の土鍋の場合は炊き上がりの量が土鍋の6~7割以下になる分量で炊くようにすると吹きこぼれにくく炊きやすいとされているようです。
土鍋でおいしいご飯を炊く方法は以下の通り。
まずお米を研いで30分~1時間を目安に水に浸しておきます。
お米が十分に水を吸ったら、一度ざるにあけてしっかりと水気を切ります。
その後土鍋にお米を移して水を加えます。
(お米2合に対して水400~450ml、3合に対して水600~650mlが目安)
土鍋では熱がじっくりと伝わるので始めから中火にかけます。
2~3合であれば中火にかけて10分程度で沸騰し始めるので、沸騰したら弱火にして15分炊きます。
土鍋は熱を逃がさないため、一度あたたまって沸騰したら弱火にしてもしっかりと高温状態が保たれます。
15分の間は熱を逃さないためにも出来るだけふたを開けないようにしましょう。
弱火にしてから15分経ったらふたを開け、水の残り具合を確認してください。
ご飯の表面に水が吹き上げていたり、大きな泡がぶくぶくと出ているようであれば、水気が多い状態なのでさらに1~2分弱火にかけて水気を飛ばすようにします。
土鍋の中の水気がなくなってくると、小さくパチパチという音が聞こえてくる場合もあります。
目視や音を聞いて水気が残っていないことが確認出来たら、再度火を中火に戻して蒸らし工程のために10秒程加熱します。
おこげを作りたい場合はここで30秒程度加熱するといいでしょう。
その後火を止めてふたをしたまま10分間蒸らせば土鍋ご飯の完成です。
蒸らし工程が終わったらふたを取り、粒を潰さないように全体を混ぜ、余分な水分を飛ばします。
炊き上がりから食べるまでにやや時間がある場合などは、ふたと鍋の間に薄い布巾などを挟んでおくと鍋の中の余計な水分を吸収してくれるので、ご飯がべちゃべちゃになることを防いでくれます。
土鍋によって沸騰までの時間や炊き上がりの状態は大きく異なると思うので、基本の炊き方を目安にして水の量や加熱時間を調整し、好みの炊き上がりを探してみてくださいね。
炊き込みご飯・パエリア
土鍋では白いご飯をおいしく炊くことが出来ますが、炊き込みご飯やパエリア、ピラフ、雑炊などのご飯メニューを作ることも出来ます。
研いだお米を水に浸しておき、中火で沸騰させて弱火で炊き上げ、10分程度蒸らすという工程は白飯を炊くときと基本的に変わりません。
ただし、入れる具材の種類や大きさなどによって加熱時間の調整は必要。
加熱時間を変える場合は、弱火にしてからの時間で調整するようにしましょう。
<土鍋で作るご飯メニュー例>
- 五目炊き込みご飯
- きのこの土鍋炊き込みご飯
- しめじと鮎の炊き込みご飯
- さんまとしめじの炊き込みご飯
- 牡蠣の炊き込みごはん
- 舞茸と銀杏の炊き込みご飯
- ツナとなめ茸の炊き込みご飯
- ツナときのこの炊き込みご飯
- しょうがとツナの炊き込みご飯
- ガッツリ焼肉のタレ炊き込みご飯
- 鶏肉となめ茸の炊き込みご飯
- 鶏団子と里芋の炊き込みご飯
- 鮭と塩レモンの炊き込みご飯
- 鮭フレークで簡単鮭と枝豆の炊き込みご飯
- ゆず胡椒風味炊き込みご飯
- ホタテのバター醤油ご飯
- 玄米栗ご飯
- たこ飯
- パエリア
- カレーピラフ
- 雑炊
土鍋で作るご飯メニューはさまざまなものがあり、具材を変えることでさまざまな味を楽しめるのでぜひ色々なレシピにチャレンジしてみて欲しいと思います。
麺料理
土鍋ではご飯だけでなくうどんやラーメンなどの麺料理も作ることが出来ます。
土鍋は保温性が高いので料理が冷めにくいため、鍋焼きうどんや味噌煮込みうどん、キムチラーメン、カレーラーメンなども熱々の状態で楽しむことが出来るのでおすすめです。
また、油そばやあんかけ焼きそば、スープパスタ、チーズマカロニなどを作ることも出来ます。土鍋ではたっぷり作れるので、家族や友達みんなと楽しみたい料理に最適です。
鍋料理
土鍋と言えば鍋料理に使う人が多いと思います。
鍋を食べるときにしか使わないという人も少なくないのではないでしょうか。
土鍋は保温性が非常に高いので、一度加熱した具材であれば卓上コンロがなくても長い時間熱々の状態で食べることが出来るでしょう。
また、土鍋ではじっくりあたためることでムラのない加熱が可能になるので、さまざまな種類の具材を同時に調理する鍋料理にとても適しているのです。
おでんやカレーなど煮込み料理
土鍋は鍋料理だけでなく、毎日のご飯作りにも使うことが出来ます。
特におでんやポトフ、スンドゥブなどの煮込み料理もとてもおいしく仕上がります。
あまり土鍋で作るイメージはないかもしれませんが、カレーやシチュー、ロールキャベツ、煮込みハンバーグ、麻婆豆腐などにもおすすめ。
また、じわじわと食材に熱を加えて煮込むことが出来るため、煮崩れしにくく味の染み込みが抜群なので、肉じゃがやたけのこの煮物、かぼちゃの煮物、里芋の煮物などにも最適です。
蒸し料理(肉・魚・野菜)
野菜や肉、魚などを使った蒸し料理も土鍋を使うとよりおいしく仕上がるでしょう。
食材それぞれが持つ酵素の働きによって、土鍋でじっくり蒸すことで甘味や旨味が増します。
特にでんぷん質の多い根菜類やいも類は蒸すことで甘みが強くなるので、土鍋での蒸し料理におすすめです。
さらに、長時間水にさらさないことで栄養の流出が少なくなるというのも大きなメリットでしょう。
土鍋の中に少量の水と蒸し台を入れて調理すると簡単ですが、耐熱皿やクッキングシートで代用することも可能。
また、水分の多い葉物野菜などを多く使用する場合は水を足さなくてもしっかり蒸すことが出来ます。
茶碗蒸し
土鍋の特徴として熱伝導率が低いことが挙げられますが、この性質によって茶碗蒸しなどの卵料理がなめらかに仕上がると言われています。
茶碗蒸しや卵豆腐などは、低い温度でゆっくりと固めることで“す”が入りにくくなめらかな食感になるとされていますが、土鍋は内部の温度がゆっくり上昇するのでその条件に当てはまるのです。
一人分の茶碗蒸し容器を土鍋の中に並べて蒸してもOKですし、土鍋に直接茶碗蒸しの材料を入れて“土鍋丸ごと茶碗蒸し”を作ってもいいでしょう。
スイーツやパン・ジャム
あまりイメージがないかもしれませんが、最近では土鍋で作る“土鍋スイーツ”がブームになっています。
プリンやチーズケーキ、焼きりんごなどの定番スイーツが土鍋ひとつで手軽に作ることが出来るのです。
また、ホットケーキミックスにチョコチップやナッツなどを混ぜ込むことで簡単スイーツも出来上がります。
土鍋でたっぷり作ったプリンやシンプルなケーキの上に生クリームやフルーツをトッピングするのもおすすめ。
土鍋そのまま出すことで、見栄えの良い豪華なデザートに変身するのでパーティーメニューとしても人気です。
上記の茶碗蒸しと同様に、プリンもなめらかな仕上がりになります。
市販のプリンは生クリームを入れてなめらかさを出しているものもありますが、土鍋で作るプリンであれば卵・牛乳・砂糖のシンプルな素材で作るのがおすすめです。
その他にもパン種を土鍋に詰めてパンを焼き上げることも出来ます。
土鍋で焼くことでこんがり、もっちりと仕上がります。
さらに、蓄熱効果があるためいちごやりんごをじっくり煮詰めて自家製ジャムを作ることも可能です。
土鍋を便利に使いこなすための上手な選び方
使う人数に合ったサイズを選ぶ
土鍋を選ぶとき、家族の人数や作りたい料理、使いたいシーンに合わせたサイズのものを選ぶことが大切です。
一人暮らしにも関わらず「大は小を兼ねる」と大きすぎる土鍋を購入したり、収納場所がないからと小さすぎる土鍋を選んでしまったりすると使い勝手が悪いでしょう。
土鍋の大きさは号数での表記となり、1号=約3cmで基本的に家庭用には3~11号の土鍋が販売されています。
目安として5号(約15cm)が一人用、7号(約21cm)が2~3人用、4人以上なら9号以上を選ぶのがおすすめです。
ただし、土鍋の号数は口径だけを表しているので、同じ号数でも深さや容量が異なる場合があります。
いざ使うときに「思ったより入らない」などと困ってしまわないように、号数だけでなく容量についても確認しておくようにしましょう。
<土鍋の号数早見表>
3号:口径約12cm(子ども用・一品料理用)
4号:口径約15cm(子ども用・一品料理用)
5号:口径約17cm(1人用)
6号:口径約20cm(1~2人用)
7号:口径約23cm(2~3人用)
8号:口径約26cm(3~4人用)
9号:口径約29cm(4~5人用)
10号:口径約32cm(5~6人用)
11号:口径約34cm(6~7人用)
作る料理や用途で選ぶ
土鍋には基本的に「浅型」と「深型」があり、それに加えてご飯を炊くための炊飯用土鍋があります。
炊飯用土鍋は高さがあって底部分が丸く、素材自体に厚みがあるのが特徴。
鍋全体をじっくりゆっくり加熱することでお米の甘みや旨みを引き出しやすい構造になっています。
保温性が高く適度に蒸気を逃しながら炊き上げるので、かまどで炊いたようにふっくらおいしいお米になるのです。
土鍋でご飯を炊くのはむずかしい、時間がかかると思われがちですが、実は炊飯器で炊くよりも早くおいしく炊き上げることが出来ます。
日常的に土鍋でご飯を炊きたい場合は、炊飯用土鍋を購入することをおすすめします。
また、家族や大人数で卓上で土鍋を囲んで料理を食べたい場合には、浅型の土鍋を選ぶといいでしょう。
深型の土鍋だと具材が沈んでしまいがちで取りにくいため、取り分けにあまり適していません。
ただし浅型の土鍋は吹きこぼれやすいので、火加減などに気をつけて調理しましょう。
さらに、ロールキャベツや煮込みハンバーグ、肉じゃがなど水気の少ない料理にも浅型の土鍋がおすすめです。
おでんやポトフなど具材が大きいメニューや煮込みうどんなど汁気の多いメニューの調理には深型の土鍋が向いています。
長時間グツグツと煮込んでも吹きこぼれにくく、蓄熱性も高いので余熱を利用して味を染み込ませやすいというメリットもあります。
このように、土鍋の種類によって適した料理や用途があるため、それぞれの家庭に合わせたタイプの土鍋を選ぶと調理の失敗も起こりにくいでしょう。
土鍋の素材や加工で選ぶ
土鍋はその名の通り土で作られた鍋ですが、使用される素材はさまざまでそれぞれに異なる特徴を持ちます。
例えば粗めの土で作られる伊賀焼の土鍋は蓄熱性は高いものの水漏れやにおい移りが起こりやすいのでしっかりとお手入れをしなければなりません。
しかし、目の粗い土鍋で炊いたご飯はおひつに入れたようにふっくらとしてべたつかず、冷めてもおいしい状態になります。
自然の土に鉱物を混ぜて作られる萬古焼きは目が細かく耐熱性が高い特徴を持ちます。
蓄熱性はやや劣りますが、伊賀焼に比べてお手入れしやすいというメリットもあります。
また、最近ではよりお手入れが簡単で傷みにくいセラミックタイプの土鍋も数多く販売されています。
セラミックタイプは海外製のものが多くみられましたが、少しずつ国内産のものも増えてきました。
土鍋は素材や加工によって見た目やお手入れ方法、料理の仕上がりが変わってくるため、使い道や生活スタイルに合わせて選んでください。
IH対応の有無で選ぶ
IHコンロは金属製の鍋やフライパンを発熱させるものなので、土で作られる昔ながらの土鍋はIHコンロで使うことが出来ません。
そのため、IHコンロで土鍋を使いたい場合は、セラミック仕様や鍋底に発熱板を入れたものなどIH対応しているものを選ぶ必要があります。
ただし、IH対応とされている土鍋であってもコンロの種類によっては使用出来ない場合があります。
また、底のざらついた土鍋によってコンロの天板を傷つけたり割ってしまったりする恐れがあるので十分注意して使いましょう。
土鍋の良さや便利な使い道、扱い方まとめ
土鍋というと鍋料理に使うものというイメージが強く、冬以外はしまい込んでいるという家庭も多いと思います。
しかし、最近では炊飯器よりも短い時間でおいしくご飯が炊けるということが知られるようになり、それ以外にも毎日の料理やスイーツ作りなどにも幅広く使うことが出来るとして注目されています。
土鍋には使い道の広さや万能性だけでなく、お米や野菜など食材のおいしさを引き出すという良さもあります。
使い方がむずかしいと思われがちな土鍋ですが、手軽にさまざまな料理に使うことができるので“土鍋レシピ”をどんどん楽しみましょう。
なお、土鍋を使って作る料理はこちらでもご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒土鍋でご飯・蒸し野菜を作るならクッキングシートがおすすめ!
また、土鍋は便利な調理器ですが用途や人数に合わせて最適なものを選ぶことをおすすめします。
失敗なくよりおいしい料理に仕上げるためにも、ぴったりの土鍋を見つけてくださいね。