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土鍋ですき焼き!美味しい作り方・おすすめ&簡単レシピを公開

 
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土鍋は水炊きなどの鍋ものやおでんなど、煮込み料理に使われることが多いと思います。
そのため、土鍋ですき焼きを作ることが出来るのか不安に感じる人もいるかもしれません。

結論から言うと、土鍋ですき焼きを作ることは可能です。
レシピサイトやブログなどを見ても、多くの人が土鍋ですき焼きを含むあらゆる料理を楽しんでいることがわかります。

ただし、土鍋ですき焼きを作る際には必ず守らなければならない注意点があります。

土鍋はその性質上、空焚きをするとひび割れや焦げつきを起こす可能性があります。
すき焼き作りではそれらの危険性が高いため、調理工程や火力などに注意を払う必要があるとされているのです。

特にお肉を先に焼いてから割り下を加える“関西風”のすき焼きは注意が必要。
すき焼きを作る時は、割り下を煮立ててから食材を加える“関東風”にするか、空焚きOKのすき焼き用土鍋を使うようにすると安心です。

この記事を読めば次のことがわかります。

  • 土鍋ですき焼きを作っても大丈夫?
  • 土鍋で作るすき焼きのおすすめ簡単レシピ
  • 土鍋ですき焼きを作る際の注意点
  • すき焼き作りにもおすすめの土鍋を紹介!

土鍋を使って日々色々な料理を楽しんでいる私が気をつけていることや、おすすめのすき焼きレシピを厳選して紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

土鍋ですき焼きを作っても大丈夫?

土鍋ですき焼き

すき焼きと言えば熱伝導率の高い鉄鍋を使うイメージがありますが、鉄鍋は日常的な調理に使う機会が少なく、重く保存が面倒という理由などから持っていないという人も多いようです。

そこで、さまざまな料理に使うことが出来る土鍋を使って、すき焼きをしようと考える人が増えてきているのです。

土鍋ですき焼きを作ることは可能ですが、作り方に注意しないと土鍋にひびが入ったり割れてしまったりする危険性があるということを覚えておきましょう。

基本的に土鍋は割れの可能性を考えて空焚きが禁止されているため、先に割り下を煮立たせる方法ですき焼きを作るようにしましょう。
また、空焚きOKやすき焼き用とされている土鍋を選んで使用すると、より安全だと思います。

土鍋で作るすき焼きのおすすめ簡単レシピ

メニュー①土鍋で作る定番の関東風すき焼き

土鍋ですき焼き

材料(2人分)

  • 牛肉(すき焼き用)…150g
  • 長ねぎ…2本
  • 焼き豆腐…1丁
  • 春菊…1束
  • 椎茸…4個
  • にんじん…1/2本
  • しらたき(小結)…8個
  • 卵…各1個ずつ

<割り下>

  • 醤油…100cc
  • みりん…100cc
  • 酒…100cc
  • ザラメまたは砂糖大3+1/2

作り方

  1. 春菊は1本ずつ流水でよく洗い、汚れた部分や真ん中のつぼみがあれば取り除いて茎は土鍋に立てられる程度の長さに、葉は大きめにざく切りします。
  2. にんじんはスライスし、長ねぎは春菊と同じ長さでななめ切りにしておきます。しいたけはかさ部分に3本切り込みを入れます。
  3. しらたきは3分程ゆでてあく抜きをしてザルに上げておきます。焼き豆腐は食べやすい大きさに切り分けてください。
  4. 鍋に酒とみりんを入れて煮切り、ザラメ(砂糖)としょうゆを加えます。ザラメが溶ければ割下の完成です。
  5. 土鍋に割下を入れて火にかけ、煮立ったら具材を入れていきます。
  6. 長ねぎ、しいたけ、にんじんを入れ、ある程度火が通ったらしらたき、牛肉、焼き豆腐、最後に春菊を加えてさらに煮立てます。
  7. 全体に火が通ったら、それぞれ器に溶き入れた卵をつけて食べてください。

メニュー②めんつゆで簡単!鶏すき焼き

材料(4人分)

  • 鶏もも肉…500g
  • たけのこ(水煮)…1本
  • 長ねぎ…1本
  • にんじん…1/2本
  • 春菊…1束
  • しめじ…1パック
  • 生しいたけ…4個
  • 豆腐…1丁
  • 水…200ml
  • サラダ油…適量

<割り下>

  • めんつゆ(2倍濃縮タイプ)…大さじ3
  • しょうゆ…大さじ1
  • 砂糖…大さじ1
  • 水…200ml

作り方

  1. 鶏もも肉とたけのこは一口大に、長ねぎはななめ切り、にんじんは薄切りに、春菊は4~5cm程度の長さに切ります。
  2. しめじは石づきを切って小房に分け、しいたけはかさの部分に切り込みを入れておきます。豆腐は水切りして食べやすい大きさに切ってください。
  3. 土鍋にめんつゆ、しょうゆ、砂糖、水を入れて煮立て、砂糖が溶けたら春菊以外の材料を加えて煮込みます。
  4. 材料に火が通ったら、春菊を加えてさっと煮立てて出来上がりです。

メニュー③蒸し野菜を楽しむ!シンプルすき焼き

材料(2人分)

  • 牛薄切り肉…300g
  • 豆腐…1丁
  • 白菜…1/4株
  • 万能ねぎ…1束
  • えのき、しめじ、生しいたけ各1パック

<割り下>

  • しょうゆ…1/2カップ
  • 酒…1/2カップ
  • 砂糖…大さじ3

作り方

  1. 白菜は食べやすい大きさにざく切りし、えのき、しめじはそれぞれ石づきを取って小房に分けます。生しいたけは石づきを半分切って、かさに切り込みを入れます。
  2. 豆腐を8つ切りに、万能ねぎは小口切りにしておきます。
  3. 土鍋に白菜を敷き詰めて、その上からきのこ類と豆腐を入れます。砂糖、しょうゆ、酒をかけて万能ねぎを散らし、土鍋のふたをして蒸し煮にします。
  4. 野菜がしんなりしたら牛薄切り肉を入れ、もう一度ふたをして火にかけます。
  5. 牛薄切り肉に火が通ったら、1枚ずつ野菜と一緒に取って食べてください。

メニュー④豚小間&小松菜で節約すき焼き

材料(2人分)

  • 豚小間切れ肉…200g
  • しらたき…150g
  • 焼き豆腐…1丁
  • たまねぎ…1/2個
  • 小松菜…1束
  • サラダ油…大さじ1

<割り下>

  • 水…150ml
  • 顆粒和風だし…小さじ1
  • 砂糖…大さじ1
  • しょうゆ…50ml
  • みりん…大さじ2
  • 酒…大さじ2

作り方

  1. しらたきの水気を切って5cm程度に切ります。
  2. 小松菜はよく洗って根元を切り落とし、大きめのざく切りにします。たまねぎは繊維に沿って約1cm幅にスライスします。
  3. 焼き豆腐は12等分しておきます。
  4. 割下の材料をすべて土鍋に入れて中火にかけ、煮立ったら1~3で切り分けた材料を加えます。
  5. 野菜に火が通ったら豚小間切れ肉を入れて土鍋のふたをし、5分程度煮込みます。
  6. 豚肉にもしっかりと火が通ったら完成です。

メニュー⑤食材色々♪すき焼き風うどん

材料(2人分)

  • 牛薄切り肉…200g
  • ゆでうどん…2玉
  • 白菜…1/16株
  • 春菊…1/2束
  • にんじん…3~4㎝
  • 長ねぎ…1/2本
  • しいたけ…2個
  • えのき…1/2株
  • 木綿豆腐または焼き豆腐…150g
  • 砂糖…大さじ2
  • 酒…大さじ3
  • しょうゆ…大さじ4
  • 水…400㏄
  • しょうゆ、砂糖、酒(牛肉用)…各大さじ1
  • しょうゆ、砂糖(仕上げ用)…各大さじ1
  • 油または牛脂

作り方

  1. 白菜は一口大のそぎ切り、にんじんは短冊切り、長ねぎは1cm幅のななめ切りにします。
  2. えのきは石づきを切り落として適度な量にバラし、しいたけは切り込みを入れて飾り切りします。
  3. 春菊は汚れが残らないようにしっかり洗って1/3程度の長さに切り、豆腐は4等分または8等分します。
  4. フライパンに適量の脂または牛脂を熱して牛薄切り肉を炒め、色が変わってきたらしょうゆ、砂糖、酒各大さじ1を回し入れてさっと混ぜ合わせて火を止めます。
  5. 土鍋に水、しょうゆ、酒、砂糖を入れてひと煮たちさせ、白菜、にんじん、しいたけ、えのきを入れてしんなりするまでふたをして煮ます。
  6. さらにゆでうどんとしょうゆ、砂糖各大さじ1を加え、最後に豆腐、春菊、長ねぎを加えて煮立てます。
  7. 春菊と長ねぎがしんなりしたら、炒めた牛薄切り肉を加えて卵を落とします。
  8. 卵が好みの状態になったら火を止めます、お好みで七味唐辛子などをかけて食べてください。

土鍋ですき焼きを作る際の注意点

空焚きは危険!関西風すき焼きは要注意

土鍋ですき焼き

従来の土鍋は基本的に空焚き禁止となっています。
土で作られた土鍋は空焚きすることでひびが入ってしまったり、大きく割れてしまう危険性があるためです。

すき焼きには割り下(しょうゆや砂糖などを合わせた調味料)を鍋で煮立たせてから肉や野菜などの食材を入れる“関東風”と、鍋でお肉を焼いてから調味料を絡め、野菜などを加える“関西風”があります。

“関東風”のすき焼きであればやや水分量は少ないものの、鍋ものなどと同様なので問題なく調理出来ると思います。
しかし“関西風”すき焼きの場合は、お肉を焼く時に空焚きに近い状態になってしまうため、ひびや割れを起こしたり、焦げついてしまうことが考えられるので注意しましょう。

土鍋ですき焼きを作りたい場合は“関東風”すき焼きの作り方にして、途中で割り下を追加するなど土鍋の中の水分がなくならないように気をつけなくてはなりません。

“関西風”すき焼きを作りたい場合は、安全のために空焚きOKの土鍋やすき焼き用の土鍋を選ぶようにしましょう。

焦げないように火力や加熱時間に注意

土鍋ですき焼き

すき焼きは水炊きなどの鍋ものに比べて水分量が少なめなので、焦げや食材のくっつきなどが起こりやすいと言われています。

土鍋の焦げつきを防ぐためには、土鍋使用前に目止め処理を行うことが大切ですが、調理中の火加減や加熱時間も重要なポイントとなります。

コンロの火力が強すぎたり、加熱時間が長すぎると焦げついてしまうのはどの調理器でも変わりませんが、フッ素加工やテフロン加工がされているフライパンなどに比べるとやはり土鍋は特に焦げつきやすいと言えます。

また、すき焼きは調味料が濃厚で粘度が高めなので加熱しすぎるとあっという間に焦げてしまいます。

土鍋ですき焼きを行う際には、鍋ものや煮込み料理を作る時以上に火力・加熱時間に気を配るようにしてくださいね。

なお、こちらでは土鍋に食材がくっつく原因や予防・対処法を解説していますので、興味がある方はご覧ください。
土鍋にお米・うどんがくっつく!くっつかないようにする方法は?

すき焼き作りにもおすすめの土鍋を紹介!

土鍋ですき焼き

最近は、土鍋ご飯をはじめさまざまな献立に役立つ調理器として土鍋への注目が高まっています。

土×金属という異素材を組み合わせたデザイン性の高いbestpot(ベストポット)や、老舗の耐熱ガラスメーカーが作るHARIO(ハリオ)などの人気が高まっていますが、これらの土鍋は空焚きNGのためすき焼きをする場合には作り方に注意が必要です。

従来の土鍋は空焚きすると割れてしまう可能性があるので、ここでは空焚きOKの土鍋やすき焼き用に作られた土鍋を紹介したいと思います。

おすすめ土鍋①かもしか道具店 陶のすき焼鍋

土鍋ですき焼き

中川政七商店のかもしか道具店 陶のすき焼鍋は直火にもオーブンにも使えるので、すき焼きや鍋料理はもちろんグリル皿としても活躍します。
(IHクッキングヒーターでの使用は出来ません。)

フライパンやグラタン皿にもなる万能調理器ですが、遠赤外線を出して食材の芯まで熱を加えておいしく仕上げることの出来る土鍋本来の良さも活かしています。

専用のふたと持ち手をなくしているのでコンパクトで収納にも便利!
手持ちのふたに対応するサイズ展開となっているので、余計な物を増やしたくないという人にもおすすめです。

ふたが置きやすいように土鍋の縁が加工されているので、調理中も安全です。

底部分は外から見ると直角ですが、内側は丸みのある底面になっているので食材をすくいやすいという特徴があります。
お玉やへらなどのあたりがいいように加工されているので、料理の失敗も少なくなるでしょう。

また、底面は釉薬が塗っておらず、気泡を多く含む土を使った土鍋となっているので食材の旨味をじっくり引き出してくれます。

1~2人用の「こぶり」と2~3人用の「ふつう」の2サイズ展開、色は白・黒・茶の3色から選べます。
食洗機にも対応しているので、手間なく使うことが出来るので大変おすすめのすき焼き用土鍋となっています。

おすすめ土鍋②伊賀焼・長谷園 ビストロ土鍋

土鍋ですき焼き

料理人に好まれると言われる伊賀焼を採用した長谷園のビストロ土鍋は、炒める・煮込む・蒸し焼き・オーブン焼きとさまざまなメニューや調理方法に対応した多機能鍋です。

伊賀の陶土は中に炭化した植物を多く含んでおり、焼成することで多孔性の高い素地になると言われています。
さらに、この素地は遠赤外線効果も高く、伊賀の陶土で作った土鍋はしっかりと火を通して、食品の旨みを逃がさずおいしい料理に仕上げてくれるのです。

直径22.5cm×高さ10.5cm、容量1200mlで日々の料理に使いやすい手頃なサイズで、従来の土鍋の概念にとらわれすぎずに楽しんで使うことが出来ます。

カラーバリエーションは白・黒・アメの3種類で、おしゃれなデザインで洋風キッチンにも違和感なくなじみます。

おすすめ土鍋③三陶 萬古焼 すき焼き鍋

土鍋ですき焼き

ペタライトを使用することで耐熱性や耐久性が高められた萬古焼を使ったすき焼き用土鍋です。

三重県四日市市の代表的な地場産業として、全国で約8割を占める土鍋の生産地として有名で1979年から伝統的工芸品に指定されています。

遠赤外線効果に優れ、食材にじっくりと火が通ります。
鉄鍋に比べて煮詰まりにくいので、あっさりとしたすき焼きを楽しむことが出来るとも言われています。

土鍋ですき焼きを作る注意点とおすすめレシピまとめ

土鍋ですき焼き

土鍋はさまざまな料理を楽しむことが出来るとても便利な調理器です。
じっくり加熱することで食材の旨みを逃さないため、煮込み料理だけでなくすき焼きなども楽しむことも出来るのです。

ただし、土鍋は水分なしで空焚きすると割れてしまったり焦げついてしまう可能性があります。

すき焼きを作る時は必ず先に割り下を煮立たせるようにしてひびや割れが起こらないように気をつけるか、空焚き出来るすき焼き用の土鍋を使うようにしましょう。

割り下のバランスや使う食材を変えることで、色々なすき焼きを味わうことが出来るのでぜひ好みの味を見つけて楽しんでくださいね。

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