女性の生活・暮らしをサポートする情報を提供するメディア

土鍋でご飯・蒸し野菜を作るならクッキングシートがおすすめ!

 
この記事を書いている人 - WRITER -

土鍋で調理するときに、クッキングシートを使うといいとされていますが、具体的にどのようなメリットがあるのか、どのように使うと効果的なのかわからないという人もいるのではないでしょうか?

結論から言うと土鍋にクッキングシートを敷いて使うことで、食材の焦げつきを防ぐことが出来て土鍋のお手入れが楽になると考えられています。

また、クッキングシートで底上げすることで土鍋を蒸し器として使うことも出来るようになるので大変便利です。

この記事では次のことがわかります。

  • 土鍋にクッキングシートを使うメリットとは?
  • 土鍋にクッキングシートを使う時の注意点
  • 警視庁推奨!土鍋&クッキングシートでご飯を炊く方法
  • 土鍋&クッキングシートで作るおすすめレシピ5選

この数年日頃から土鍋を愛用している私が、土鍋と一緒にクッキングシートを使うメリットや使う際の注意点、おすすめのレシピなどを紹介していきますので興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね。

土鍋にクッキングシートを使うメリットや上手な使い方

土鍋にクッキングシートを使うメリットとは?

クッキングシートとは?

土鍋料理でクッキングシートを活用

土鍋と一緒に使うといいとされているクッキングシート。
元々はオーブンの天板に敷いて料理作りに使うことを目的とした紙製品です。

表面はシリコンやテフロンなどのコーティングがされていて非常になめらかで、高温で調理しても食材がくっつかない性質を持っています。

耐熱性は約250℃程度でオーブンをはじめ、電子レンジやフライパン、土鍋での調理などにも使うことが出来ます。

水蒸気は通しますが、液体は通さず油にも強い特徴を持ち、蒸し料理や煮込み料理の落としぶたなどに使用されることもあります。

最近ではその便利さに注目が集まり、クッキーなどのお菓子作りだけでなくバラバラになりやすいかき揚げを揚げるときにタネを乗せたり、箱状にして包み焼きや蒸し料理を作ったりと多様に使われるようになっています。

土鍋にクッキングシートを使うメリット

熱や油、水に強い性質を持ち、軽く簡単にサイズや形を変えることのできるクッキングシートは、さまざまな調理に利用されるようになっています。
その性質上、土鍋での調理にもクッキングシートを使うといいと考えられるようになり、幅広く使われています。

土鍋にクッキングシートを敷いて使うことのメリットとして、土鍋で起こりやすい焦げつきや食材がくっつくといったトラブルを防ぐことが出来ます。
特に水分を加えずに作りたい蒸し料理や、くっつきやすいご飯や肉、魚の調理をするときなどにクッキングシートを使うことがおすすめです。

土鍋料理でクッキングシートを活用

また、クッキングシートを敷くことで吹きこぼれにくくなるとも言われているので、ご飯を炊くときにとても役立つでしょう。

焦げつきや食材がくっつくことを防げば、土鍋に汚れやにおいが残りにくくなるためお手入れや片付けが楽になります。
頑固な汚れのために強力な洗剤を使ったり、力任せの洗浄をする必要もないので土鍋自体が傷みにくいというメリットもあります。
料理をおいしくし、土鍋を長持ちさせるためにもクッキングシートを活用するといいでしょう。

さらに、クッキングシートは液体は通さないが水蒸気は通すという性質を持っていることから、少量の水を土鍋に入れてからクッキングシートを敷いて食材を入れることで蒸し器のような調理を行うことが出来ます。

土鍋の使い方を広げるという点でもクッキングシートとの組み合わせが注目されているのです。

土鍋にクッキングシートを使う時の注意点

土鍋料理でクッキングシートを活用

土鍋にクッキングシートを敷いて使うと焦げつきにくくなったり吹きこぼれにくくなったりして、料理がおいしく仕上げられるだけでなく土鍋のお手入れが楽になるなどのメリットがあります。

しかし、クッキングシートを使う場合は気をつけなければならないことがあります。
クッキングシートには250℃程度の高い耐熱性がありますが、直火やオーブントースターなどの熱源に直接触れる調理は250℃以上になることがあるので注意しましょう。

揚げ物などの高温調理を長時間続けたり、直火に触れるとクッキングシートが燃えたり変質したりしてしまいます。
土鍋にクッキングシートを入れて調理するときは、土鍋の外にクッキングシートがはみ出さないように大きさや敷き方を工夫してください。

土鍋を強くこする&熱いうちに洗うのはNG!

土鍋料理でクッキングシートを活用

土鍋にクッキングシートを使うと食材がくっつきにくくなりますが、土鍋を焦がしてしまったり食材がくっついてしまったりしたときのお手入れ方法についても確認しておきましょう。

まず気をつけたいのが、土鍋が焦げついてしまったり食材がくっついてしまったりしたとき慌てて水をかけないことです。

土で出来ている土鍋は急激な温度変化に弱いため、熱していた状態から急に水をかけて冷やしてしまうと土鍋にひびが入ったり割れてしまうことがあります。
焦げてしまうとつい慌ててしまいますが、ある程度土鍋の熱が冷めるまで待つか、お湯を入れるなどして焦げを浮かせて洗うようにしてください。

また、土鍋の内側は傷つきやすいので力任せに強くこすって洗うのもNGです。
特に研磨効果のある粗い粒子のスポンジやメラミンスポンジ、金だわしなどは土鍋を傷つけてしまいやすいので使わないようにします。
土鍋の素材そのものやコーティング用のフッ素加工などを傷めてしまうので気をつけましょう。

他にも、金属製のスプーンやお玉などで、焦げやくっついてしまった食材をそぎ落とすなどもNGです。
土鍋の焦げは急いで落とすことよりも、土鍋を傷つけないよう丁寧にお手入れすることが大切です。

なお、こちらでは土鍋に食材がくっつかないようにする方法やくっついてしまった時の対応について紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
土鍋にお米・うどんがくっつく!くっつかないようにする方法は?

警視庁推奨!土鍋&クッキングシートでご飯を炊く方法

土鍋料理でクッキングシートを活用

土鍋にクッキングシートを使うといいということが広く認知されるようになったきっかけのひとつに、警視庁の公式ツイッターで土鍋とクッキングシートを使ったご飯の炊き方が紹介されたことが挙げられます。

ピーポくんのかわいいアイコンが目立つ警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)で、2019年4月に「土鍋とカセットコンロで焦げ付かずにコメを炊く方法」という画像がアップされたのです。

クッキングシートを敷いた土鍋とカセットコンロを使ってご飯を炊くことで、災害時などにご飯を無駄なく炊くことが出来るだけでなく、焦げや汚れを防げるため洗うときに余計な水を使わずに済みます。

具体的には土鍋の底にクッキングシートを敷いて、その上に水に浸したお米と水を入れて炊き上げます。
クッキングシートを直接加熱されて温度が上がりすぎないように、クッキングシートの下にも50cc程度の水を入れておくのがおすすめです。

土鍋&クッキングシートで作るおすすめレシピ5選

鮭としめじの炊き込みご飯

土鍋料理でクッキングシートを活用

<材料(3~4人分)>

  • 甘鮭…2切れ
  • しめじ…1束
  • 万能ねぎ…適量
  • 米…2合
  • 水…適量
  • 酒…大さじ2杯
  • みりん…大さじ1杯
  • 薄口しょうゆ…大さじ1杯
  • だしの素…小さじ1杯

<作り方>

  1. お米を洗って30分程水に浸してからザルに上げておきます。
  2. しめじの石づきを切り落として食べやすい大きさに手でほぐします。
  3. 土鍋に米と水、酒、みりん、しょうゆ、だしの素を入れて軽くかき混ぜ、上に甘鮭としめじを乗せて中火にかけます。
  4. 沸騰したら弱火にして15分程炊きます。
    15分経ったらふたを開けて水分が多く残っているようであれば1~2分追加で炊き上げます。
  5. 火を止めたら10分間ふたをしたまま蒸らし、その後甘鮭の皮と骨を取り除いてご飯と一緒にかき混ぜます。
    器に盛ったら万能ねぎを散らしてください。

豚バラ肉と彩り温野菜

土鍋料理でクッキングシートを活用

<材料(2人分)>

  • 豚バラ肉…150g
  • にんじん
  • 白菜
  • ブロッコリー
  • しめじ・えりんぎなどきのこ類
  • 酒…大さじ1
  • 塩…適量

<作り方>

  1. 豚バラ肉とにんじん、白菜などのお好みの野菜、きのこ類を食べやすい大きさにカットします。
  2. 土鍋にクッキングシートを敷いて野菜と豚バラ肉を重ねて入れます。にんじんなど火の通りにくい野菜を下に入れ、葉物野菜やきのこ類など軽く火の通りやすい食材を上に乗せるようにするといいでしょう。
  3. クッキングシートの下に水を1/2カップ程度入れ、材料全体の上から酒と塩を振ります。
  4. 土鍋にふたをして中火で10~15分程度蒸します。
  5. 材料に火が通ったらポン酢やごまだれなどお好みの味で食べてください。

旨味凝縮!もちもち蒸し餃子

土鍋料理でクッキングシートを活用

<材料(2人分)>

  • 餃子…12個
  • もやし…1袋
  • にんじん…1/4本
  • 水菜…1/2束

<作り方>

  1. にんじんを細切り、水菜を3cm程度の長さに切り、もやしはさっと水洗いしておきます。
  2. 土鍋に400cc~500ccの水を入れて上にクッキングシートを敷きます。
  3. クッキングシートに野菜を平たく並べ、その上に餃子を乗せます。
    餃子同士がくっつかないように間隔を開けて並べるようにします。
  4. 土鍋のふたをして約10分中火にかけます。
  5. 野菜と餃子が蒸し上がったら完成。お好みで酢醤油やポン酢をつけて食べてください。

ふっくらもっちりカンパーニュ

土鍋料理でクッキングシートを活用

<材料(直径20cmの土鍋1個分)>

  • 強力粉…300g
  • 砂糖…小さじ2
  • 塩…小さじ1/2
  • ドライイースト…5g
  • オリーブオイル(こねる用)…大さじ1
  • オリーブオイル(仕上げ用)…大さじ1
  • ぬるま湯…180ml
  • ローズマリー…3本
  • 岩塩…適量

<作り方>

  1. ドライイーストと砂糖をぬるま湯に入れて、混ぜ合わせてから5分程置きます。
  2. ボウルに強力粉、塩を入れて①を少しずつ加えながらムラのないようにヘラで混ぜてください。
  3. 生地がまとまってきたら手でこねて、オリーブオイルを大さじ1加えてさらになめらかになるまで手でこねてください。
  4. 生地を丸くまとめてボウルに入れ、ラップをします。あたたかい場所で2倍程度にふくらむまで一次発酵させます。(目安:35℃/30分程度)
  5. ふくらんだ生地を軽く押してガス抜きをし、再度丸め直します。
  6. 土鍋にクッキングシートを敷いて⑤でまとめた生地を入れ、蓋をします。
    そのままあたたかい場所で2倍程度にふくらむまで二次発酵させます。(目安:35℃/20分程度)
  7. 二次発酵が終わったら包丁で生地に十字の切り込みを入れて、オリーブオイルをかけ、ローズマリーと岩塩を散らします。
  8. 250℃に温めたオーブンで土鍋にふたをした状態で5分焼き、230℃に温度を下げてからふたを外してさらに15分間焼きます。
    表面がこんがりと色づいたら完成です。

お店のおいしさ♪手作り肉まん

土鍋料理でクッキングシートを活用

<材料(5~6個分)>
(生地)

  • 強力粉…100g
  • 薄力粉…100g
  • ドライイースト…小さじ2
  • きび糖…大さじ3
  • サラダ油…小さじ2
  • ぬるま湯…100cc

(具)

  • 豚ひき肉…150g
  • しょうゆ…大さじ1
  • ごま油…大さじ1
  • 塩こしょう…少々

<作り方>

  1. 生地の材料をすべて合わせ、10分程手でこねて一次発酵させます。(目安:40度/15分程度)
  2. 具の材料をすべて混ぜ合わせておきます。
  3. 1の生地が2倍位にふくらんだら5~6等分して丸め、濡れ布巾をかけておきます。
  4. 3の生地を1個づつ麺棒で伸ばして10~13cm位の円形にし、綿棒でのばして2の具材を乗せて中心にひだを寄せながら包みます。
  5. クッキングシートを肉まんに合わせて切り、包んだ肉まんの下に敷きます。
    蒸し皿か土鍋の底より一回り小さな耐熱皿にクッキングシートごと肉まんを並べます。
  6. 土鍋に水を1カップ程度入れて中火にかけ、蒸気が上がったらふたを開けて土鍋の中に蒸し皿(耐熱皿)ごと肉まんを入れてふたをし、10~12分間蒸します。
    (途中で土鍋の水がなくなった場合はお湯を少量ずつ足して下さい。)

土鍋にクッキングシートを使うメリットや使い方まとめ

土鍋料理でクッキングシートを活用

熱や油に強く、液体は通さず水蒸気だけ通すという性質を持つクッキングシートは土鍋調理との相性が抜群です。

土鍋にクッキングシートを敷くことでお米などの食材がくっつきにくくなるため、食材を無駄にすることもなく土鍋のお手入れも簡単です。
土鍋自体を傷めにくくなるため、お気に入りの土鍋を長く愛用したい人にもクッキングシートの使用はおすすめです。

とても便利なクッキングシートですが、高温で長時間火にかけたり直接熱源に触れさせてしまうと燃えたり変質したりするので、注意しましょう。

クッキングシートを使うことで土鍋調理がより便利に、よりおいしく楽しめるのでぜひ上手に活用してみてくださいね。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© りりらぼ , 2020 All Rights Reserved.