コールドプレスジューサーとは?高速ジューサーとの違い・特徴を解説
近年健康志向の高まりにより、生きた酵素が含まれるコールドプレスジュースを飲むことがブームになっています。
その健康に良いジュースを作れるのが“コールドプレスジューサー”です!
コールドプレスジューサーがあると簡単に100%生ジュースを作って飲むことが出来るため、家庭でも取り入れたいという方が急増しています。
テレビや雑誌などでも紹介され広く認知され始めているコールドプレスジューサーですが、一般的な高速ジューサーとどのような違いがあるのか分からないと疑問を持っている方が多いのも事実です。
コールドプレスジューサーとはどのような特徴を持っている製品なのでしょうか?
他の高速ジューサーとどのような点が異なるのかを購入前に把握したいですよね。
また、それぞれのジューサーによるメリット・デメリットの違いについてもきちんと理解しておきたいものです。
こちらではコールドプレスジューサーと一般的な高速ジューサーとの違いを分かりやすく詳しくご紹介していきます。
コールドプレスジューサーにはどのような違いがあり人気になっているの?と疑問を抱えている方は、こちらの記事に目を通していただくと参考になると思います。ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
コールドプレスジューサーとは?高速ジューサーとの違いについて
コールドプレスジューサーと高速ジューサーの違い・特徴とは?
ジューサーは回転速度の違いにより低速と高速の2つのタイプがあり、コールドプレスジューサーは低速ジューサーに分類されます。
ヘルシーなジュースを作れるという点はどちらも共通していますが、コールドプレスジューサーと高速ジューサーでは大きな特徴の違いがあるのです。
まず、よく一般的によく使用されているのは高速ジューサーです。
高速ジューサーには金属製のブレード(刃)やカッターが付いていて、1分間に1万回程度の回転数で食材を擦りおろしていく仕組みとなっています。
そのため時間が掛からずに素早くジュースを作れるのが特徴です。
一方、コールドプレスジューサーとは低速ジューサー(スロージューサー)とも呼ばれることがあるように1分間の平均回転数は30~45回と少なめで、ジュースを作るのに1分~5分程の時間が必要です。
コールドプレスジューサーには高速ジューサーと違い金属製のブレード(刃)はなく、スクリューというパーツがゆっくり回転しながら食材を搾り水分のみを抽出してジュースにするのが特徴になります。
スピーディーに粉砕しながら擦りおろすのが高速ジューサー、低速で水分を搾り取るのがコールドプレスジューサーと覚えていてください。
コールドプレスジューサーと高速ジューサーのメリット・デメリットの違いとは?
コールドプレスジューサーと高速ジューサーには、その他にもメリットやデメリットなどの違いがあります。
健康効果の高いジュースを搾れて多くのメリットを持っているのがコールドプレスジューサーです。
ですが、そんな魅力的なコールドプレスジューサーにもいくつかのデメリットはあります。
どのような点が優れていて、具体的な欠点は何になるのでしょうか?
高速ジューサーとのメリットやデメリットの違いも把握し、導入前の参考や購入時に選ぶ際のポイントにしていきたいですよね。
それではそれぞれのジューサーで考えられるメリットやデメリットの違いについて解説していきたいと思います。
高速ジューサーのメリット
まずは高速ジューサーのメリットからご紹介します。
- 食材や状態を選ばずにジューサーにかけられる
- 食物繊維も摂取可能で満腹感を得られる
- お手入れが簡単に行える
上記の3つです。詳しく確認していきましょう。
食材や状態を選ばずにジューサーにかけられる
高速ジューサーはどのような食材でも投入することが可能で、好きな野菜や果物で自由にジュースが作れるといったメリットがあります。
コールドプレスジューサーでは、本体の故障や上手く搾汁出来なくなるといったトラブルを避けるために厚い皮を持つ野菜や果物を投入することは禁止されていますが高速ジューサーは違います。
頑丈な金属製のブレード(刃)やカッターが高速ジューサーには備えられているため、あらゆる食材を手早くジュースにすることが叶うのです。
同様の理由からコールドプレスジューサーでは難しい冷凍状態の食材も対応しています。
食材の種類や状態を問わず投入してジュースに出来るのはメリットであると言えますよね。
食物繊維も摂取可能で満腹感を得られる
高速ジューサーは投入した素材を細かく粉砕し丸ごとジュースにする製法です。
水分の他に野菜や果物に含まれる食物繊維が一緒にミックスされるため、出来上がりのジュースはドロっとしているのが特徴です。
高速ジューサーで作ると量も多く、食物繊維が含まれて腹持ちが良くなるのです。
同じ食材を使用してもコールドプレスジューサーより高速ジューサーで作ったジュースの方が飲んだ後の満腹感を得られるといったメリットの違いがあります。
お手入れが簡単に行える
高速ジューサーはコールドプレスジューサーと比較しても部品自体が少なく、構造もとてもシンプルに製造されているという違いがあります。
そのため使用後はさっと洗うだけで済み、お手入れに時間や手間が掛かりづらいのがメリットです。
お手入れが大変だとそれだけで面倒に感じてしまいますよね。
洗浄やメンテナンスが簡単に行えるのは高速ジューサーの利点です。
高速ジューサーのデメリット
高速ジューサーのデメリットをご紹介します。
- 音が大きく響きやすい
- 100%生ジュースは作れない
- 尖った味になり飲みづらい
このような欠点が考えられます。
音が大きく響きやすい
ブレード(刃)やカッターを回転し粉砕していく高速ジューサーは、駆動中の音が大きいという特徴があります。
その音はかなり大きく家の中に響く程です。
高速回転をしあっという間にジュースを作れるジューサーであっても、駆動中の音があまりにも大きいと早朝や深夜の時間帯には使用しづらいですよね。
音が響きうるさく、シーンによって使用するのが難しくなる点はデメリットであると言えます。
100%生ジュースは作れない
高速ジューサーでは水分が多く含まれている一部の素材を除き、基本的には水や牛乳を加えてジュースにしていく必要があります。
食材だけではジュースとして飲むのには不向きな固さになったり、ブレード(刃)が空回りして故障の原因になったりするためです。
そのため100%の生ジュースを飲むことは困難となっています。
尖った味になり飲みづらい
高速ジューサーはコールドプレスジューサーと比較して、出来上がったジュースが尖った味になります。
本来の味をしっかりと堪能出来るというメリットもありますが、選ぶ食材によっては苦味や渋みが強く出て飲みづらいと感じることもあるようです。
とくに野菜を多く使用するレシピではまろやかな味になりづらく、苦味に慣れていない方や小さなお子様が飲む際には苦労する可能性があります。
コールドプレスジューサーのメリット
次に、コールドプレスジューサーのメリットを見ていきましょう。
主に以下の3つが考えられます。
- 素材の栄養素を壊さずに搾汁可能
- 音が静かでどのようなシーンでも使用しやすい
- 口当たりの良い美味しいジュースに仕上がる
それでは詳しくご説明します。
素材の栄養素を壊さずに搾汁可能
コールドプレスジューサーは、野菜や果物の優れた栄養素を破壊せずにジュースに搾れることが最大のメリットです。
低速ジューサー(スロージューサー)とも呼ばれているように石臼式の方式でじっくりと押しつぶしながら搾っていくため、スクリューの回転時にも素材との間で摩擦熱が生じにくくなっています。
一般的な高速ジューサーでは高速回転しながら擦りおろす際に摩擦熱が発生するため熱に弱いビタミンなどの栄養素は壊れてしまいますが、低速で搾るコールドプレスジューサーにはその心配はありません。
さらにスクリューでの搾汁は酸化しづらいというメリットも存在しています。
栄養価を損なうことなくジュースとして摂取することが出来る点が1つの違いとなります。
音が静かでどのようなシーンでも使用しやすい
コールドプレスジューサーは高速ジューサーと比較して静音設計になっています。
会話が出来る程度の大きさに抑えられていることが多いです。
家族が仕事をしていたり赤ちゃんが寝ていたりする状況では使用するのを躊躇してしまいがちですが、コールドプレスジューサーは駆動中の音が静かです。
どのようなシーンでも自由にジュースを作って飲むことが出来ますよ。
口当たりの良い美味しいジュースに仕上がる
コールドプレスジューサーは搾汁時に水分と食物繊維が完全に分離され排出される仕組みとなっていて、出来上がるジュースはサラサラとして飲みやすいです。
また、金属製のブレード(刃)やカッターを使用しないことから酸化がしづらく、野菜がメインのレシピでもエグみがとても少なく甘みを感じられることもあります。
口当たりの優しいジュースを楽しめる点が高速ジューサーとのメリットの違いです。
コールドプレスジューサーのデメリット
コールドプレスジューサーのデメリットは以下の通りです。
- 食材の下準備に時間や手間が掛かる
- 部品が多くお手入れや組み立てに慣れが必要
- 搾りかすが大量に出る
1つずつご紹介していきます。
食材の下準備に時間や手間が掛かる
食材も丸ごと投入出来るコールドプレスジューサーは限られていて、ほとんどの製品は投入口が小さくその大きさに合わせて事前に食材をカットしておく必要があります。
厚い皮や大きな種のある食材もそのままでは投入不可能なため、下準備を行ってからジュースを作り始めるのです。
投入口が大きい高速ジューサーと違い、時間や手間が余分に掛かり忙しい時間帯には面倒に感じる場合があるのが欠点です。
部品が多くお手入れや組み立てに慣れが必要
水分と食物繊維を分けて排出するコールドプレスジューサーの特性上部品の数が多く、お手入れや組み立てに慣れるまでは少々苦労します。
ジュースを作った後は分解して洗っていきますが、たくさん部品があるため大変だという口コミがありました。
一度分解してしまうとどこにどの部品を取り付けたら良いのかが分からずに迷ったり、組み立てのコツを掴むまでに時間が掛かったりするのがデメリットです。
徐々に慣れてスムーズに行えるようになりますが、とくに低速ジューサー(スロージューサー)を初めて扱う方は部品の多さに戸惑う場合があります。
搾りかすが大量に出る
コールドプレスジューサーでは搾りかすである食物繊維は専用の場所から排出されます。
野菜や果物を投入すると食物繊維は取り除かれていきますが、リンゴとにんじん各1個を使用するジュースを作るにはおおよそ120gの搾りかすが出てくるのです。
ジュースに搾る毎に大量の搾りかすが排出されるため、初めはサラダとして食べたり料理に混ぜたりしていても次第に処理に悩むようになります。
水分のみを抽出するコールドプレスジューサーと、食物繊維も含む高速ジューサーとの1つのデメリットの違いであると言えます。
なお、こちらではコールドプレスジューサーから出た搾りかすを使ったおいしいレシピをご紹介していますので、参考にしてみてください。
⇒スロージューサーの絞りかすレシピ|かすを使った美味しいメニューは?
コールドプレスジューサーと高速ジューサーの違い・特徴まとめ
コールドプレスジューサーと一般的な高速ジューサーでは、ジュースの栄養価や美味しさの他にお手入れのしやすさや使用感などの違いがあります。
金属製のブレード(刃)やカッターを用いて高速回転で擦りおろす高速ジューサーと違い、コールドプレスジューサーは低速でゆっくりと押しつぶすように搾れるため酸化や時間の経過による分離も起こりづらく素材が持つ栄養を壊さずに丸ごとジュースで飲むことが可能です。
コールドプレスジューサーで搾汁したジュースはサラサラしていて甘みがあり、野菜ジュースでもとても美味しいですよ。
部品が少なくシンプル設計の高速ジューサーと比較してお手入れに苦労したり、毎回大量の搾りかすが排出されるのがコールドプレスジューサーの難点ですがそのような欠点に対しても各メーカーで様々な工夫が施されています。
親切なレシピや取扱説明書が用意され、洗いやすいように専用のブラシが付属されている商品もあるのです。
馴染みのある高速ジューサーと違いがあっても、それならば安心して活用していけそうですよね。
さらなる健康を目指して栄養満点のジュースを作れるコールドプレスジューサーを取り入れてはいかがでしょうか?
なお、当サイトがおすすめするコールドプレスジューサーを2019年最新版ランキングでご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒コールドプレスジューサーおすすめ人気比較ランキング【2019最新版】