スロージューサーのにんじんレシピ|美味しい・手軽な作り方を解説
低速ジューサー(スロージューサー)で作るジュースと言えば、にんじんが代表的な食材ですよね。
豊富な栄養素を含む人参は、甘みのある味で美味しいだけでなく、汎用性の高い材料であると言えます。
そこで今回は、スロージューサーでにんじんを使ったコールドプレスジュースのレシピや、人参の搾りかすを使ったレシピなど、いくつか作り方・メニューをご紹介していきたいと思います。
どれも簡単な方法で作ることが出来ますので、ぜひ、最後までご覧になってくださいね。
もくじ
人参&オレンジ&レモンでさわやかドリンク
■材料
- 人参…3本
- 防腐剤不使用のレモン…1個
- オレンジ…1個
■作り方
- 材料は冷やさず、常温で置いておく
- 食材をそれぞれ水洗いし、しばらく水につけておく
※残留農薬が気になる方は、塩ひとつまみを入れ、30分ほど置くと良い - 人参、レモンは皮付きのまま、オレンジは皮を剥いて、スロージューサーに投入する
<レモンを入れるメリットとは?>
ビタミンCを豊富に含有していることで有名なレモンは、美容効果が高い果実です。
しかし、その他にも様々な効果が期待できるということを、ご存知でしたか?
ビタミンCは、優れた抗酸化作用のある成分で、ストレスへの抵抗力を高めたり、鉄の吸収を促す働きがあります。
皮膚や細胞のコラーゲンを作り出すための、水溶性ビタミンとして、私たちの健康を支えてくれているんですよ。
レモンの独特の酸っぱさを生み出しているのは、クエン酸と言われる成分です。
このクエン酸は、肉体・精神疲労を修復するATPという成分を作るサポートをすると言われています。
<オレンジを入れるメリットとは?>
オレンジもレモン同様、ビタミンCを豊富に含有していることで知られる果物です。
中でもネーブルオレンジは100gあたり、60㎎ものビタミンCを含んでいるんですよ。
ビタミンを多く摂取したいときは、ネーブルオレンジを選んでくださいね。
次に注目したい栄養素は、ビタミンB1です。
糖質をエネルギーに変える酵素の働きを促進する働きがあるので、ダイエットサポートや体型の維持に役立つ栄養素だと言えます。
現代人の多くの方は、白米やパスタ、お菓子、パンを多く摂りすぎる傾向にありますので、その糖質をエネルギーにしてくれるのです。
また、ビタミンB1は夏バテ対策にも役立ちますので、暑い夏にも積極的に摂取してくださいね。
他にも、レモンと同じくクエン酸が含有されています。
疲労回復効果やカリウム・マグネシウムの吸収を促す効果、胃液の活性化、便秘の改善など、多くの健康効果が期待できます。
二日酔いや乗り物酔い対策にも、効果があるんですよ。
にんじん&ピングレ&りんごの生搾りジュース
■材料
- 人参…3本
- ピンクグレープフルーツ…1/2個
- りんご…1個
■作り方
- にんじんは縦に1/4カットして、投入しやすい大きさにする
- りんごは種を取り、1/8にカットする
- ピンクグレープフルーツは、1/2個にして皮を剥き、2房~3房サイズにしておく
- 材料を交互に、スロージューサーに投入すれば完成
<りんごを入れるメリットとは?>
人参と相性がいいので、良くレシピにも登場するりんごですが、どんな効果が期待できるのか、気になりますよね。
上記のレモンやオレンジでもご紹介した「クエン酸」は、実はりんごにも多く含まれています。
そのため、疲労回復効果が期待出来るんですよ。
また、メラニン色素を作る原因となる活性酸素を減らす作用がありますので、美肌効果も得られるのです。
肌荒れが気になる方は、積極的にりんごを材料に選ぶことをおすすめします。
りんごに含有されている「ペクチン」という成分も、私たちの健康維持に役立つ栄養素なんですよ。
このペクチンは、水溶性食物繊維に豊富に含まれており、善玉菌のエサとなります。
すると、善玉菌の働きが活性化され、腸内環境を整えることが出来るんですね。
つまり、便秘の改善や下痢対策に役立つというわけなんです。
ペクチンには、コレステロール値を下げる働きも認められていますので、コレステロール値が高めの方にも、おすすめです。
<ピンクグレープフルーツを入れるメリットとは?>
果肉が赤いピンクグレープフルーツには、豊富なビタミンCが含まれています。
お肌を綺麗にする代表格の成分ですので、積極的に摂取したいですよね。
また、グレープフルーツには、ダイエットに役立つ成分も含まれています。
香り成分であるヌートカトンには、脂肪燃焼を促すUCPというたんぱく質を発現させる働きがあるのです。
グレープフルーツ独特の苦み成分であるナリンギンには、食欲を抑える効果もあるんですよ。
少量の食事でも、満腹感が得やすくなりますし、抗ストレス作用のおかげで空腹のイライラも和らげてくれます。
オレンジ色で元気になるジュース
■材料
- オレンジ…1/2個
- 人参…1/3本
- トマト…2個
- りんご…1/2個
- レモン…1切れ
- 塩…一つまみ
■作り方
- 食材を全てしっかりと水洗いする
- オレンジは皮と種を取り除く
- トマトとりんごは芯を取る
- 人参は2㎝幅程度にカットする
- レモンは種を取り除く
- 材料を交互に、スロージューサーへ投入し、飲む直前に塩を一つまみ入れれば完成
<トマトを入れるメリットとは?>
トマトは豊富な栄養素を含む食材として知られていますよね。
特に有名なのは、リコピンという成分ではないでしょうか。
トマトの赤はリコピンの赤と言われており、カロテノイドの一種なんですよ。
このリコピンには、老化抑制効果や生活習慣病予防に役立つ効果が期待できます。
また、βカロテンも、トマトに含まれる成分の中でも注目されています。
リコピンもβカロテンも、優れた抗酸化作用があり、動脈硬化やがん、老化などを防ぐ働きがあると期待されています。
トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用は非常に強力で、ビタミンEの100倍、βカロテンの2倍とも言われているんですよ。
他にも、美肌効果や風邪の予防に効果的なビタミンC、身体に溜まった塩分をスムーズに排出するカリウム、腸内環境を改善する食物繊維、老化を抑制するビタミンEなど、様々な栄養素が含まれています。
ビーツのコールドプレスジュース
■材料
- ビーツ…1個
- グレープフルーツ…1個
- 人参…1本
- セロリ…1本
■作り方
- ビーツは綺麗に水洗いし、適当な大きさにカットする
- 人参、セロリも同様に洗い、カットする
- グレープフルーツは皮を剥き、種を取り除き、果肉だけにする
- スロージューサーに順番に投入していけば、完成
<ビーツを入れるメリットとは?>
「奇跡の野菜」「食べる輸血」と言われるほど、栄養素を豊富に含んだビーツという野菜をご存知ですか?
赤かぶにも似ていますが、実はほうれん草と同じアカザ科に属する植物です。
砂糖の原料にも使われる甜菜の仲間でもあり、根野菜の中でも甘みが強いという特徴があります。
ビーツの最大の特徴である成分は「NO(一酸化窒素)」です。
これはビーツを摂取することで、体内で生成されるものなんですよ。
NOには、血行促進効果や、血管をしなやかにする効果、血栓の発生を予防する効果が高く、動脈硬化の予防に役立ちます。
血行が促進されれば、疲労回復や持久力アップに繋がりますし、基礎代謝も向上します。
すると、脂肪も燃えやすくなりますので、ダイエットサポートも期待出来るんですよ。
ビーツに期待できる効果は、
- 高血圧予防
- むくみ改善
- 抗酸化作用によるがん予防
- 動脈硬化の予防
- 肝機能の向上
- 腸内環境を整える働き
などが、挙げられます。
このように様々な効果が期待できることから、「食べる輸血」と言われるのにも、納得ですね。
<セロリを入れるメリットとは?>
独特の風味と香りのあるセロリですが、豊富な栄養素を含んでいる野菜でもあります。
しかし、セロリの香り成分には、精神を落ちつける鎮静作用や安眠作用があると言われています。
ストレスの緩和や緊張・不安の緩和、イライラを和らげる働きなどもあるんですよ。
また、血流をよくしてくれるピラジンという成分とビタミンEの相乗効果で、血行促進効果も期待出来ます。
代謝の向上や、冷え性の改善にも繋がります。
他にも鎮痛作用や便秘解消、高血圧予防、むくみの解消、アンチエイジング効果など、セロリには多くの作用があるんですよ。
スロージューサーで作るコールドプレスジュースににんじんを入れるメリットとは?
ここまでいくつかのレシピをご紹介してきましたね。
レシピに使用されている食材の効果についても、お話ししてきましたが、人参についてはまだお話ししていません。
ここからは、スロージューサーで作るレシピ使用されているにんじんに、どのような効果が期待できるのか?について、お話ししていきたいと思います。
βカロテンの含有量が緑黄色野菜の中でダントツ!
人参に含まれている栄養素と言えば、βカロテンですよね。
緑黄色野菜に分類される人参は、他の緑黄色野菜と比べても、βカロテンの含有量がダントツなのです。
身体の中を錆付かせない、抗酸化力に優れた野菜だと言えるんですね。
私たちが普段目にするオレンジ色の人参は、五寸人参と呼ばれているものです。
この五寸人参こそ、βカロテンを豊富に含んでいる人参なんですよ。
βカロテンは、カロテノイドという色素の一種で、植物に多く存在する橙色の脂溶性色素です。
私たちがβカロテンを摂取すると、身体の中でビタミンAに変換されます。
すると、粘膜や皮膚を丈夫にしたり、視力を維持したり、免疫力の向上、がん予防、アンチエイジングなど、様々な効果が期待できるのです。
つまり、私たちの身体の健康を維持するために、欠かせない栄養素だと言えるんですね。
ビタミンAの過剰摂取の心配がない
身体の中でβカロテンがビタミンAに変換されると述べましたが、ビタミンAは過剰摂取すると肝機能障害が起こる可能性があるものです。
レバーなどに含有されているレチノールがビタミンAに変換されると、過剰症の心配がありますが、カロテノイドがビタミンAに変換される分には心配いりません。
なぜなら、カロテノイドは、必要な量だけ身体の中でビタミンAに変換されるからなのです。
つまり、過剰摂取にならないんですね。
ゲルソン療法に欠かせない人参の存在
スロージューサーの口コミを見ていると「がん予防のために購入しました」という書き込みを、いくつか見ることが出来ると思います。
実は人参には、がん予防に効果的だと言われているんですよ。
ですから、にんじんを使ったレシピが多く存在しているんですね。
ゲルソン療法と言われる治療法では、大量の生野菜ジュースを塩抜きで摂取していきます。
人間本来が持っている自然治癒力を向上させることを、目的としているんですね。
野菜の中には、抗がん作用のあるものもたくさんありますが、なぜ、人参が注目されているのでしょうか?
人参にはβカロテンが含まれていますが、αカロテンはβカロテンの2倍の抗がん作用があると言われています。
発がん抑制効果も、αカロテンの方がはるかに高いという研究結果もあることから、がん予防に人参が効果的だと考えられているんですね。
まとめ
ここまでスロージューサーでにんじんを使ったレシピをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか?
それぞれの食材の効果についても、ご説明してきました。
低速ジューサーの魅力は、なんといっても摩擦熱が生じにくいという点にあります。
ゆっくりと回転し、すり潰しながら搾汁するので、熱に弱い酵素やビタミンも失うことなく摂取することが出来るのです。
野菜が苦手な方でも、美味しく飲めるレシピがたくさんありますので、ぜひ、試してみてくださいね。
手軽に手に入る人参を使って、たくさんのメニューに挑戦してみてください。
「この味なら大丈夫かも?」と思えるほど、美味しい仕上がりになりますよ。
野菜嫌いなお子さんがいる方にも、スロージューサーで作るにんじんジュースはオススメです。
レシピの中に、お子さんの好きな果物を入れると、抵抗感なく飲むことが出来るかもしれませんね。
なお、こちらでは健康重視の方におすすめしたいスロージューサーをランキングでご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
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