高反発マットレスモットンの使い方を徹底解説|布団の上に敷く?
ライフスタイルや住宅事情の欧米化に伴い就寝時はベッドで!という方が一般的な中、意外と多いのが“敷布団で寝る派”という方です。
折り畳めて部屋のスペースが確保できる、子供や高齢者がベッドから落ちる心配がない、来客時にサッと準備できる、といった利便性から敷布団を愛用している方も多いですね。
しかし「敷布団だけだと寝心地が物足りない・・・だからマットレスを敷きたい!」という方も少なくありません。
近年では寝心地の追及や腰痛改善を目的とした高反発マットレスが注目を集めており、数ある高反発マットレスの中でも口コミで人気なのが「モットン」です。
高反発マットレスモットンは敷布団愛用の方の間でも人気ですが、実際に使うとなると気になってくるのが「敷布団の上にモットンを敷く?それともモットンの上に敷布団を敷く?」といった使い方の疑問です。
結論から言うと、高反発マットレスモットンと敷布団を重ねて使う場合は「敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方」が正解です!
敷布団の上に高反発マットレスモットンを正しく重ね使いすれば今よりももっと寝心地がアップし、睡眠の質や睡眠時の腰痛などを改善することができます。
実際に敷布団と高反発マットレスモットンで長年悩まされてきた腰痛が改善した私が保証します。
ただし、敷布団と高反発マットレスモットンの重ね使いにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
そこで今回は高反発マットレスモットンと敷布団を重ね使いしたい方のために、
- モットンを敷布団の上に敷く際の正しい使い方
- モットンを敷布団の上に敷く場合に注意しておくこと
- モットンの重ね使いOKなパターン
- モットンの重ね使いNGなパターン
といった内容をご紹介します。
この記事を読めば高反発マットレスモットンと敷布団の正しい使い方や注意点など気になるポイントを一度に解決することができるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
もくじ
高反発マットレスモットンを敷布団の上に敷く際の正しい使い方
高反発マットレスの中でも寝心地の良さや腰痛改善効果の高さから口コミで人気のモットンは敷布団派の方の間でも人気を集めています。
しかし普段敷布団を愛用している方が初めて高反発マットレスモットンを使用する場合、「敷布団の上に敷く?それとも下?単体?」など正しい使い方が分からないといった疑問が出てきます。
そこで高反発マットレスモットンと敷布団を重ね使いする際の正しい使い方をご紹介します。
高反発マットレスモットンは基本的に単体使用!
高反発マットレスモットンは高い反発力によって体を持ち上げることができるため、基本的に単体で使用します。
高反発マットレスモットンは直置きOK!
ベッドで使用する場合、マットレスをベッド枠に落とし込むタイプだと高反発マットレスモットンを直接ベット枠に入れましょう。
ベット枠が無くベッドの上に直接マットレスを置くタイプでは高反発マットレスモットンをベッドの上に置きましょう。
ベッドではなくフローリングや畳の上に敷布団を敷いて寝ている場合は敷布団無しで高反発マットレスモットンを直置きして使用しましょう。
これらの使い方に共通しているのは高反発マットレスモットンを敷く場所が“硬い”ということ。
ベット枠やベッドの上に直接置く場合、高反発マットレスモットンの下はベッドスローと呼ばれる木枠や板張りです。
またフローリングや畳に直置きする場合も高反発マットレスモットンの下は硬い木材や畳となります。
モットンの最大の特徴である“高反発”を発揮するためにはマットレスの底面がしっかり支えられている必要があります。
そのため高反発マットレスモットンは基本的にベット枠やベッドの上、フローリングや畳の上に直置きする使い方が推奨されています。
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方はOK!
高反発マットレスモットンは基本的に単体使用が推奨されているためベット枠やベッドの上に直置きするか、フローリングや畳の上に直置きして使用しましょう。
ただし敷布団を現在使用している方は敷布団の上に高反発マットレスモットンを重ねる使い方をしてもOKです。
そもそも高反発マットレスモットンは厚さが10cmもある分厚いマットレスです。
また最大の特徴は”高反発”!
体が自然な寝返りを打ちやすいように、そして腰痛の原因になる“体重の負荷が一極集中”にならないように高反発力で体をしっかり持ち上げます。
この分厚さと高反発力によって単体使用でも問題ありませんが、人によっては「底付き感」を感じる場合があります。
そんな時は敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をすることで「底付き感」を解消することができます。
高反発マットレスモットンの上に敷布団を敷く使い方はNG!
高反発マットレスモットンと敷布団を重ね使いする場合は「敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方」が鉄則です。
「高反発マットレスと敷布団の重ね使いがOKなら高反発マットレスの上に敷布団でもOKなんじゃ?」と疑問に思うかもしれませんが、これは絶対にNGな間違った使い方です!
前述したようにモットンは基本単体で使用します。
ベッドの場合はベット枠かベッドの上に直接置き、フローリングや畳の場合は直置きします。
共通しているのはマットレスの下が“硬い”場所であるということ。
この硬い面によって高反発マットレスモットンの最大の特徴である“高反発力”を余すことなく発揮できます。
敷布団の上に高反発マットレスモットンを重ねる使い方はあくまでモットンの“底付き感”を解消させるための使い方であり、体のすぐ下がモットンであることでマットレスの高反発力を体が実感することができて寝心地アップや腰痛対策・腰痛予防に繋げることができます。
しかし高反発マットレスモットンの上に敷布団を敷くと体のすぐ下はいつもの敷布団・・・、せっかくのモットンの高反発力を体が直接実感することができません。
これではモットンを敷く意味が全くありません。
とにかく高反発マットレスモットンの使い方は基本的に単体使用、敷布団と重ね使いする場合は「敷布団の上に高反発マットレスモットン」が正しい使用方法となります。
高反発マットレスモットンを敷布団の上に敷く場合に注意しておくこと
高反発マットレスモットンは耐久年数10年を誇っていますが、毎日のお手入れ次第で寿命を縮めたり延ばしたりすることができます。
これは敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をする場合も同じです。
そこで敷布団の上にモットンを敷く場合に注意しておきたいポイントを確認しておきましょう。
高反発マットレスモットンのお手入れ方法
高反発マットレスモットンは直接洗うことができません。
しかし人間は1晩に200mlの汗をかくと言われており、1週間で約2Lの水分がマットレスに吸収されていることになります。
とすると定期的にマットレス内の水分を取り除かないとマットレスの寿命がどんどん縮む原因となります。
そこで高反発マットレスモットンを週に1回のペースで陰干しを行って下さい。
これは敷布団の上にモットンを敷く使い方をしている場合も同様です。
むしろ敷布団の上にモットンを敷く使い方をしている方は毎日でも実践して欲しいです。
モットン自体は風通しの良い場所に数時間立てかけておくだけでOK!
普段敷布団を愛用している方の多くは日中に敷布団をたたむという方が多いので、「敷布団はたたむ、敷布団の上に敷いていたモットンは部屋の隅に立てかけて陰干しする」といった使い方をすればOKです。
また定期的に敷布団を天日干しし、敷布団内の水分を取り除くことも敷布団の上に敷くマットレスの寿命を延ばすことに繋がります。
さらに高反発マットレスモットンモットンの布団カバーを定期的に取り外して洗濯することもお忘れなく!
湿気対策
前述したように高反発マットレスモットンの敵は「水分=湿気」です。
いかにマットレス内の水分を取り除くかがマットレスの寿命を大きく左右するのですが、ベット枠やベッドの上、フローリングや畳の上に直置きする使い方の場合はモットンを定期的に陰干しするだけで構いませんが、敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をしている場合は定期的に陰干しするだけでは不十分です。
特にジメジメする梅雨の時季はマットレスの中にも敷布団の中にも水分が溜まりやすくなります。
そこで湿気対策としておすすめなのが「布団乾燥機」です。
一般的な高反発マットレスの中には布団乾燥機使用NGという商品もありますが、高反発マットレスモットンは布団乾燥機の使用がOKなので梅雨の時季だけでなく湿気が気になる時は積極的に使用することをおすすめします。
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をしている場合は敷布団とマットレスの間に布団乾燥機のホースを差し込み使用して下さい。
その際、モットンのマットレスの上下(裏表)を入れ替えて使用するとより効果的です。
この使い方だと体の水分を最も吸収している面が布団乾燥機の熱風にあたるので、マットレス内の水分をしっかり取り去ることができます。
モットンはローテーションさせること
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をしている場合に限らず、どんな使い方をしている場合でもモットンを定期的に“ローテーション”して使うことをおすすめします。
ローテーションとは裏表上(頭部分)下(足部分)を入れ替えるということ。
寝転んだ時に頭の下に来る部分が全部で4ヵ所あるということです。
表面上→表面下→裏面上→裏面下というふうに入れ替えていくことでマットレスの一部分にだけ体重がかかり過ぎないようにすることができ、マットレスの寿命を延ばすことに繋がります。
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をする場合、モットンだけでなく敷布団も同様にローテーションするとモットンを購入した当初の寝心地をキープしやすくなりますよ。
腰痛対策にはマットレスの敷き方・寝方に工夫をすれば効果的!
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷く使い方をしたいという方の中には腰痛対策や腰痛予防を目的としている場合が多いですが、敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷けば腰痛対策・腰痛予防が完璧というわけではありません。
腰痛対策や腰痛予防で重要なのはマットレスに腰が沈み込み過ぎないこと。
敷布団の上に高反発マットレスモットンを敷くとマットレスの底付き感は解消されますが、マットレスの硬さ自体が体に合わなければ腰痛対策・予防効果は十分に得られません。
高反発マットレスモットンは体重に合わせて3種類の硬さから選ぶことができますが、微妙な調整が必要になってくる場合もあります。
そんな時は体が沈み込みすぎる部分にタオルを敷くことをおすすめします。
マットレスの上にタオルを敷くことで微妙な硬さの調整が可能になります。
ただし寝心地が若干悪いと感じる場合があるので、その時はその上からさらに薄いベッドパッドを敷くと寝心地の悪さが若干解消されますよ。
高反発マットレスモットンの重ね使いOKなパターン
上記では敷布団の上に高反発マットレスを重ねる使い方をご紹介しましたが、敷布団の上に重ねる以外の使用OKなパターンがあります。
モットンの上に低反発マットレスを敷く
もし今お使いのマットレスが低反発マットレスで、さらに高反発マットレスモットンを重ね使いしたい場合、モットンの上に低反発マットレスを重ねて使いましょう。
低反発マットレスの多くは高反発マットレスモットンよりも厚みが薄いので重ね使いすることに問題はありません。
高反発マットレスモットンと低反発マットレスの重ね使いは、
- 現在使用している低反発マットレスが体に合わなくなってきた
- 就寝中に寝返りがうちにくい
- 高反発マットレスモットンの硬さが合わない
という方におすすめです。
高反発マットレスの特徴は“高反発”ゆえにマットレスは硬め、一方低反発マットレスの特徴は“低反発”ゆえにマットレスは柔らかめです。
硬いマットレスと柔らかいマットレスを重ねて使う場合は「硬いほうが下、柔らかいほうが上」がセオリーです。
高反発マットレスモットンは基本的に単体使用、敷布団と重ねて使用する場合は敷布団の上がセオリーですが、「マットレス同士を重ねる場合は硬いほうが上」と覚えておきましょう。
モットンの下に硬いマットレスを敷く
高反発マットレスモットンと同等あるいはより厚いマットレスを重ねて使用する場合、高反発マットレスモットンの下に硬いマットレスを敷くのであれば重ね使いOKです。
もし今お使いのマットレスが硬いタイプであれば、そのマットレスの上にモットンを敷くだけでOKです。
逆にモットンよりも硬いマットレスをモットンの上に重ねるとモットンのマットレスの特徴である“高反発力”を体が実感することができません。
またモットンよりも柔らかいマットレスをモットンの上に重ねた場合も同様です。
モットンは基本的に単体使用が推奨されているため、どんな重ね使いをする場合でも次のポイントをしっかり守ればOKです。
- 重ね使いする場合は基本的にモットンが上
- モットンの下のマットレスはモットンよりも硬いもの
- モットンより薄い低反発マットレスと重ねるならモットンが下
ちなみに敷布団の上に高反発マットレスモットンを重ねる場合、「敷布団はモットンよりも柔らかいからNGでは?」と思うかもしれませんが、敷布団の上にモットンを重ねる使い方はあくまで「底付き感」を解消するためのもの。
敷布団は高反発・低反発のマットレスとは認識しないので、敷布団の上にモットンを重ねる場合は敷布団の硬さを気にする必要はありません。
高反発マットレスモットンの重ね使いNGなパターン
高反発マットレスモットンの最大の特徴である“高反発”を無駄にしてしまう誤った使い方もしっかり押さえておきましょう。
モットンよりも柔らかいマットレスを上に重ねる
高反発マットレスモットンの上にモットンよりも柔らかいマットレスを重ねる使い方は完全に誤った使い方です。
これではモットンの高反発力を体が実感することができません。
人間の心理的に「硬いものと柔らかいものを重ねる場合は硬いものが下、柔らかいものが上」と考えやすいですね。
「柔らかいものが下で硬いものが上だと下が潰れてしまうのでは?」と考える方も多いです。
しかし高反発マットレスモットンの場合はそもそも柔らかいマットレスと重ねること自体が誤った使い方になります。
上記でも述べましたが、高反発マットレスモットンは基本的に一番上に敷いて使うこと。
モットンの上に重ねていいのはモットンよりも薄い低反発マットレスのみ。
モットンの下に敷いていいのは敷布団かモットンよりも硬いマットレスのみです。
モットンの上に敷布団を重ねる
敷布団の上に高反発マットレスモットンを重ねるのは「底付き感」を解消するためですが、「モットンの上に低反発マットレスを重ねるのがOKなら敷布団を重ねたっていいのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし高反発マットレスモットンを他の寝具と重ね使いする際は一番上で使用するのがセオリーです。
購入したモットンのマットレスが硬すぎる場合には低反発マットレスを重ねてもOK、逆に柔らかすぎる場合はタオルを重ねるのはOKです。
タオルを重ねる場合、タオルそのものの厚みは非常に薄いため、モットンの特徴である”高反発力”を損なうことはありません。
しかしモットンのマットレスが柔らかすぎる場合に敷布団を重ねてしまうと“柔らかすぎる”という点を解消すると同時にモットンの特徴である“高反発力”が失われてしまいます。
モットンの上に重ねる布団が新品の分厚いふかふかのものや年季が入った硬いせんべい布団などによって状況は異なってきますが、やはり高反発マットレスモットンを使用するのであれば敷布団の上にモットンを重ね、モットンの上に敷布団を重ねる使い方は避けましょう。
<まとめ>高反発マットレスモットンは敷布団の上に敷く!
いかがでしたか?
敷布団派の方がマットレスを追加購入し重ね使いする場合、「敷布団の上にマットレスを敷くのか、それとも下に敷くのか」という疑問に必ずぶち当たると思います。
結論は、高反発マットレスモットンと敷布団を重ねて使用する場合、「敷布団の上にモットンを敷く使い方」が正解です。
今回は敷布団派の方が高反発マットレスモットンモットンを使用する際に気になるポイントだけでなく、ベッドで使用する場合や他のマットレスと重ねて使用する際のポイントなどもご紹介しました。
- モットンは基本的に単体使用
- 他の寝具と重ねる場合は基本的に一番上に敷く
- 重ね使いで下に敷くのはモットンよりも硬いマットレスか敷布団のみ
- 重ね使いで上に敷くのはモットンよりも薄い低反発マットレスのみ
また、
- 敷布団の上にモットンを敷く場合はこまめにお手入れすること
- モットン最大の敵である湿気対策には布団乾燥機が効果的
といった内容もご紹介しました。
今回ご紹介したこれらのポイントを押さえておけば、今お使いの敷布団やマットレスを無駄にすることなくモットンと重ね使いすることができ、寝心地アップや腰痛予防などより良い体のケアに繋がるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。