次亜塩素酸水でお風呂掃除！カビやコロナ・ノロウイルス予防にも

お風呂掃除には次亜塩素水の活用が効果的です。
コロナウイルスやノロウイルス予防・対策にもつながり、殺菌・除菌効果も高いからです。

今回この記事を読むことで、以下のような疑問・お悩みを解決することができます。

• 風呂釜・お風呂全体の掃除に次亜塩素酸水が向いている理由
• 次亜塩素酸水を使った掃除方法
• 次亜塩素酸水を使ったお風呂掃除の注意点
• コロナ・ノロウイルス対策にも次亜塩素酸水

次亜塩素酸水を使って清潔なお風呂を手に入れることで、気分がすっきりするだけではなく自分と家族の健康にプラスになるため結局は医療費などの節約にまでつながり、主婦にとってはメリットだらけです。

一度ノロウイルスに家族みんなで感染してしまった経験から自宅の掃除を徹底するようになった私、除菌マイスターがお約束しますよ！

新型コロナウイルス対策に向いている掃除の方法が知りたい！手軽に作れる除菌水のレシピを知りたい！という方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事がお役に立てれば、嬉しく思います。

風呂釜・お風呂全体の掃除に次亜塩素酸水が向いている理由

長い1日の終わりに自分のためにも家族のためにも、清潔で快適なお風呂を用意してあげたいものですよね！
しかし、ふと自宅のお風呂を眺めてみると知らず知らずのうちに風呂釜や壁・床など、お風呂場全体に汚れやカビが溜まってしまっていることがあります。

頑張りすぎず、気軽な方法で清潔なお風呂を保つためにはどうすれば良いのだろう？と思ったことはありませんか？

結論から言うと、お風呂のカビ対策や殺菌消毒毎日のお掃除には次亜塩素酸水が特に効果的です。

次亜塩素酸水とは、名前の通り次亜塩素酸を含む水溶液のことです。
食塩水や塩酸を電気分解することで作られるため、非常に安全性が高いんです。

殺菌成分の高い次亜塩素酸を含んでいることから、お風呂・キッチンなど水まわりの掃除に活用すればカビ対策ができるとされています。

次亜塩素酸水には強力な酸化作用あり

次亜塩素酸水は電解酸性水とも言われており、優れた消臭・除菌効果や抗菌効果が期待できるだけではなく、高い安全性が特徴です。

日々の生活の中で消臭から掃除・カビ取りまで様々なニーズに対応できますが、その理由は次亜塩素酸水のもつ非常に強い酸化作用。
この酸化作用が、カビの原因となっている微生物への殺菌に強い効果を発揮するんです。

風呂水を普段はためない・シャワーで済ませてしまうというご家庭の場合、特にお風呂の消毒を怠ってしまいがちです。
カビがお風呂に発生すると大きな健康問題に発展してしまうこともありますが、完全にそのカビを予防することは難しいのも現実。

そこで、忙しい主婦の方にオススメしたいのは繁殖しない環境を作り、こまめな掃除で楽をするということです。

こまめに掃除をすると聞くと、面倒だと思う方も多いのですが、結局はこれが一番ズボラさんに向いた楽チンな方法と言えるでしょう。
なんといっても、この方法なら大掃除が不要なんです！

通常、お風呂場や風呂釜の掃除で使うカビ取り剤には、塩素系のものと酸素系のものがあります。
基本的には根の深いカビには塩素系、早期のカビには酸素系と使い分けていきます。

しかし、正面に見えるカビだけではなく生えた場所の奥底に眠っているカビの菌を除菌することで、はじめて再発防止につながります。
そこで、カビ菌を除去するだけではなく根を張ることを予防してくれるのが、強い酸化作用を持つ次亜塩素酸水です。

次亜塩素酸水を使った掃除方法

では、お風呂のカビ取りや日常生活に取り入れておきたい掃除に次亜塩素酸水を活用するには、どのようなやり方が簡単でおすすめなのでしょうか？

手軽な次亜塩素酸水の活用ならスプレータイプ

洗剤の代わりに次亜塩素酸水を除菌水として使う場合、手軽なスプレータイプがおすすめです。
スプレータイプの次亜塩素酸水スプレーは、手や指の消毒液・キッチンツールの除菌などとしても使われています。
スプレータイプの次亜塩素酸水は、用途別に濃度の異なるものが市販されています。

次亜塩素酸水は手作りできる？

結論から言うと、次亜塩素酸水は自宅でも手作りできます。
次亜塩素酸水は、塩水などを電気分解して作られるため、自宅で作る場合には専用の機械が必要になります。

さらに、手作りでは次亜塩素酸濃度調整をすることが非常に難しいため、基本的には商品として既に販売されているものがおすすめ！

自宅で作るのがめんどくさい！濃度の調整は難しそうだな…と感じる場合には、すでに調整されたスプレータイプを購入するとよいでしょう。
詰め替え用タイプなども販売されているため、比較的コスパよく使うことができますよ。

ちなみに、次亜塩素酸水と混同してしまいがちな成分として次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸ソーダなどがあります。
キッチンやお風呂場に使うハイターなど、家庭用の塩素系漂白剤に含まれている成分ですが、次亜塩素酸を含むとはいえ全く異なる成分です。
水で薄めたとしても次亜塩素酸水の代用にはなりませんので、注意しましょう。

なお、次亜塩素酸ナトリウムを使用したお風呂掃除についてはこちらで詳しくご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
⇒次亜塩素酸ナトリウムでお風呂掃除！カビやコロナ・ノロウイルス予防

次亜塩素酸水の濃度はどうする？

通常次亜塩素酸水を購入した場合、表示された用途に合わせてそのまま使うことが可能です。
ただ、比較的濃度の高い次亜塩素酸水を購入したときには、濃度を調整して使うことで、さらに安全に洗剤として使うことができます。

200から400ppmなど、高濃度の次亜塩素酸水を購入した場合には、水と混ぜて調整しましょう。
例えば、400ppmの次亜塩素酸水と水を1:1で混ぜれば、濃度が半分の200ppmの次亜塩素酸水を作ることができます。

濃度が高くても基本的には弱酸性なので、強アルカリ性の洗剤などと比較すると肌荒れの心配もなく、安全に希釈が行えますよ。

筆者おすすめ次亜塩素酸水を使ったお風呂掃除・カビ予防

ここまで、次亜塩素酸水を手に入れる方法・濃度の調整の仕方について取り上げました。
ここからは、具体的に次亜塩素酸水を使ってお風呂全体の掃除やカビ予防、風呂釜を清潔に保つにはどうすれば良いのか？ということをご紹介していきます。

カビ取り・お風呂釜の掃除に

普段の掃除というよりは、目についたカビを取り除きたい！お風呂の臭いが気になるといった場合に使える方法です。

カビ取りをしたい！お風呂釜の目に見えない汚れをしっかりと除去したい！という場合にもスプレーを使うことができますが、この場合シュッシュッと吹きかけるだけではなく、全体がべったり濡れるくらいまでしっかり吹きかけましょう。

次亜塩素酸水の濃度はやや高めの200から400ppmくらいがおすすめです。
次亜塩素酸水を使ったこの掃除はお風呂のカビに主に効果を発しますが、全体の除菌効果も期待できるため、せっかくならお風呂場の壁や床などにもしっかりとスプレーしましょう。

少しでもお風呂場にボツリヌス菌・大腸菌・O-157菌といった食中毒の原因になるばい菌がいれば、次亜塩素酸水を使ったこの掃除によってすっきりと殺菌することができます。

普段から次亜塩素酸水スプレーを活用

次亜塩素酸水スプレーを活用するメリットは、頑張らずに目に見えない汚れまでしっかりと綺麗にできるということです。
安全な成分なので、副作用などの心配も不要！

体に良くない影響が心配される洗剤などであれば毎日使うことはお勧めできないのですが、次亜塩素酸水なら毎日使っても問題ありません。
手に直接ふりかけることだってできるのですから、当然ですよね！

次亜塩素酸水スプレーを普段からお風呂場に常備しておき、家族で最後にお風呂に入る人がスプレーしてから出てくるだけでも、カビ予防効果はかなり期待できます！

カビ菌は50℃以上のお湯を5秒以上かけることで死んでしまいますが、それすらめんどくさいと感じるズボラさんだっているはず…。
そんな方はお風呂上がりにに石鹸カスなど目に見える汚れをシャワーで流した後、次亜塩素酸水スプレーをふりかけるだけのずぼら掃除を、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか？

次亜塩素酸水を使ったお風呂掃除の注意点

安全性が高いことで知られている次亜塩素酸水ですが、次亜塩素酸水を使ってお風呂場や風呂釜を掃除する場合、注意しなければならないことはあるのでしょうか？

使用時の注意点は基本的になし！

次亜塩素酸水は強力な除菌力を持っているにもかかわらず、スプレーしてしまえば成分としては水に戻ります。
小さなお子様が、スプレーしたあとですぐ触ってしまっても特に心配する必要はありませんよ！

保管時の注意点

使用する時には特に注意点なしの安全・安心な次亜塩素酸水ですが、その効果を維持するために保管方法には注意が必要です。

1　直射日光を避ける

次亜塩素酸水スプレーを保管する場合には、直射日光の当たる場所を避けましょう。
紫外線に当たると、効果が弱まってしまいます。

2　保存は1-2ヶ月以内に

次亜塩素酸水スプレーそのものに殺菌作用があるので、保存していても特に腐食するというわけではないのですが、指定された期限内に使い切ることで効果を最大限発揮させることができます。
直射日光の当たる場所を避けて保管したとしても、保存期間は1ヶ月から2ヶ月程度にしておきましょう。
原液の保管であればそれほど心配はいらないのですが、水で薄めて使用するという場合には、使っている水から雑菌が繁殖してしまうという可能性も考えられます。

1ヶ月程度で使い切れる容量だけを作り、定期的に作り直すというのがおすすめですよ。

コロナ・ノロウイルス対策にも次亜塩素酸水

次亜塩素酸水スプレーは、毎日の掃除にも大掃除にも使える万能な除菌水です。

お家に一本あるとかなり便利なスプレーですが、ノロウイルスやインフルエンザが流行するシーズン、2019年から大流行の新型コロナウイルス（Covid-19）の対策としても使えます。

細菌を除去することができるため花粉症やアレルギーで悩んでいるというお子さんにもピッタリです。

肌荒れ知らずの手指消毒

次亜塩素酸水スプレーを使って手指を消毒して、インフル対策を徹底しましょう。
インフルエンザウイルスの対策には、次亜塩素酸ナトリウムや消毒用のエタノールがこれまで積極的に使われてきました。
しかし、肌が弱いという方やお子さんの場合、肌荒れを起こしてしまうことがありますよね。

そこで、皮膚につけても影響のない次亜塩素酸水スプレーが大活躍です！
直接手指にふりかけて除菌したり、菌が繁殖しやすい蛇口やドアノブなどにシュシュッとふりかけるだけで、消毒可能です。

超音波式の加湿器などを使えば、次亜塩素酸水の成分を室内全体に充満させ、空間をまるごと除菌するといった活用方法もあります。
除菌が欠かせないインフルやコロナ対策にも、次亜塩素酸水が大活躍ということです！

ズボラさんも次亜塩素酸水で楽ちんキレイに！

次亜塩素酸という殺菌成分が含まれている水溶液、次亜塩素酸水には高い抗酸作用が認められるため、風呂釜やお風呂場の普段の掃除・徹底的なカビ取りに向いています。
弱酸性の成分で食品消毒にも使われているため、お子さんがいるご家庭でも安全に使うことができておすすめ！

専用のマシーンがあれば自宅でも次亜塩素酸水は作ることが可能ですが、濃度の調整が難しいことや専用の機械が必要になることを考えると、次亜塩素酸水として市販されているものの購入が手軽でしょう。

名前が似ている次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸ソーダは、成分や持つ特徴が異なるため、水で薄めたとしても次亜塩素酸水とは活用できないので、要注意です。

次亜塩素酸水スプレーは、簡単にお風呂上がりにシュッシュとするだけで、面倒かつ大掛かりなあのカビ取り作業が不要になります。
奥深くに汚れが溜まっていそうな風呂釜にも、シュッシュとスプレーすれば抗菌・殺菌作用が期待できます。
熱湯をかければ、ある程度死滅させられるカビ菌対策がさらに簡単に行なえます。

目に見えない奥底に眠っているカビ菌やノロウイルス・インフルエンザウイルス・食中毒の原因となるバイ菌にも効果を発揮するため、自宅に一本置いておけばズボラさんでも、お風呂場をはじめとした家全体を清潔に保ち、大切な家族の健康を守ることができますよ。

化学成分が残る心配なく風邪予防・花粉症対策にまで使えてしまう万能な次亜塩素酸水スプレーを、ぜひ毎日の掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか？