女性の生活・暮らしをサポートする情報を提供するメディア

次亜塩素酸水のおすすめ濃度は何%?ppm?薄め方・作り方を徹底解説

 
この記事を書いている人 - WRITER -

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、お家の掃除で除菌・殺菌に力を入れているという方も多いですよね!

食中毒対策や風邪細菌・インフルエンザ予防などの様々な目的で使え、危険性も低いことで人気の次亜塩素酸水ですが、おすすめ濃度は1つではありません。
使いたい目的やシーンによって、効果が最大限に発揮される濃度は異なるからです。

今回この記事を読めば、以下のような疑問・お悩みを解決することができます。

  • 次亜塩素酸水を自宅で作ることはできるか?
  • 次亜塩素酸水の原液とは?
  • 次亜塩素酸水を購入する時のおすすめ濃度
  • 次亜塩素酸水を希釈する時のおすすめ濃度

用途に合わせた次亜塩素酸水の濃度を知って使いこなすことで、ノロウイルス・大腸菌・O-157・ボツリヌス菌などが原因となる食中毒予防から花粉・アレルギー対策・カビ予防まで次亜塩素酸水1本で対応できるので、家中ピカピカになり爽やかな気持ちになれ、掃除用具の収納スペースもグンと広くなりますよ!

家族みんなでノロウイルスに感染した苦い経験をもとに、家中の抗菌・消毒対策には特に力を入れている私が、次亜塩素酸水の効果を保証します。

次亜塩素酸水の作り方

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

アルコールの消毒液が品薄になっていることもあり注目が集まっている除菌水の一つは、次亜塩素酸水です。
手軽で簡単に使うことができ、なおかつ安全性も非常に高いことから、赤ちゃんやペットのいるご家庭でも使える!と、話題になっていまよね!

では、そもそも次亜塩素酸水はどのように手に入れると良いのでしょうか?

自分で作ることはできる?

次亜塩素酸水と似た名前の成分に次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸ソーダなどがあります。
次亜塩素酸ナトリウムは、特に2020年新型コロナウイルス問題以降、強い殺菌能力を持つとして注目されています。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの主成分は同じですが、pHが中性から弱酸性の次亜塩素酸水に対し次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性なので、次亜塩素酸水の方がずっと使いやすく安全性が高いんですよ。

次亜塩素酸ナトリウム溶液は市販されている漂白剤を水に溶かすことによって、自宅でも用意できます。

では、次亜塩素酸水はどうなのでしょうか?

結論から言うと、次亜塩素酸水を自宅で作ることは非常に難しいので一般の方にはおすすめしません。

次亜塩素酸水は塩酸、もしくは塩化ナトリウム水溶液、つまり食塩水を電気分解することによって作られるものです。
水分を電気分解するための特別な機械が必要になるため、シーンに合わせたおすすめ濃度の次亜塩素酸水を自宅で作ることは非常に難しいでしょう。

次亜塩素酸水の原液って何?

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

では、次亜塩素酸水を除菌水としてスプレーボトルなどに入れて自宅で使用したい場合、一般的に原液と呼ばれるものは何なのでしょうか?
それは、濃度の高い次亜塩素酸水です。

先ほども少し触れた通り、次亜塩素酸水は何か粉末状のものを水に薄めて使うといった方法で作り出されるものではありません。
一般的に、薄めることによって用途に合わせた使い方ができる次亜塩素酸水の原液と呼ばれるものは、濃度の高い次亜塩素酸水のこと。

ネット通販や薬局で市販されている次亜塩素酸水の中で濃度が高いものは、500ppm程度です。

ppmとは?

この記事では、次亜塩素酸水のおすすめ濃度について話していきます。

次亜塩素酸水の濃度について話す時に必ずと言っても良いほど出てくるのが、ppmという数字。
これは、残留塩素濃度を表すための数値です。

液体に含まれている微量な濃度を表す際に用いられていますが、ppmは、1/1000000という割合を表します。
日常的によく使っているパーセントに近い使い方ができるでしょう。
100万ppm=100%となりますので、液体であれば1ppm=0.0001%濃度となりますよ。

市販の次亜塩素酸水おすすめ濃度

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

簡単かつ手軽に手に入る次亜塩素酸水は、ドラッグストアや薬局などで市販されているほか、ネット通販などでもリーズナブルな価格で手に入ります。

ここからは、市販されている次亜塩素酸水を購入する時の参考になるおすすめ濃度について、お話ししていきます。

そのまま使いたい方へ

次亜塩素酸水を購入して、濃度を調整するといった面倒な手間なくそのまま使いたい!という場合には、目的に合わせたおすすめ濃度があります。

薄めることなく次亜塩素酸水を購入してそのまま使うという場合には目的に合わせた濃度を知っておく必要があるものの、作り方による効果の薄れの心配がなく、水で希釈する手間を省くことができます。

赤ちゃんやペットがいるなら50ppm

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

次亜塩素酸水に初めてトライしたいという方やペットや赤ちゃんがいるというご家庭の方へのおすすめ濃度は50ppm程度です。

比較的低めの濃度になりますが、ノロウイルスにも効果が認められていますので普段使いには十分のおすすめ濃度となります。

消臭や除菌効果はもちろん期待でき、超音波加湿器や手肌などにも直接使うことができて安心ですよ。

80ppmならさらに強力な除菌効果あり

すでにスプレーボトルなどに入れられておりそのまま使うことができる次亜塩素酸水の中で比較的濃度が高い部類に入るのが、80ppmです。
インフルエンザやノロウイルスに対しては、何と99%以上の除菌力があります。

漂白効果は持っていないため、車のシートやリビングのソファーなどの消毒にも使えて便利ですよ。

薄めることで濃度を調整したいケース

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

スプレータイプの次亜塩素酸水を購入しそのまま使えば非常に手軽ですが、コストパフォーマンスをアップさせたいという場合には濃度の高い次亜塩素酸水を購入して、自分で必要な時に水で薄めることが可能です。

高濃度の次亜塩素酸水を1本持っていると濃度を自由に調整することができるので、幅広いシーンで活躍し、おすすめ濃度の特徴の違いを生かすことができます。
キッチン・台所・トイレ・お風呂など、様々な場所のお掃除を一本で済ませたい!という方はこちらの購入方法が向いています。

では、市販されている次亜塩素酸水を購入して水で薄めることによって除菌水スプレーを作りたいと思っている場合、購入する次亜塩素酸水のおすすめ濃度はどれくらいなのでしょうか?

原液として使うならおすすめ濃度は400から500ppm

ズバリ、原液として使う次亜塩素酸水を購入する場合のおすすめ濃度は、家庭向けに批判されている商品の中で最も濃度が高い部類である400から500ppmの商品です。

この後さらに詳しくお話ししていきますが、使うシーンや目的別で、おすすめ濃度は違います。
濃度の高い次亜塩素酸水を一度購入しておくことで、高濃度の次亜塩素酸水が必要な時にはもちろん、低濃度の次亜塩素酸水も簡単に作ることができますのでこれから次亜塩素酸水を使って家中をピカピカにしたい!除菌したい!という方におすすめです。

家庭向けに市販されている次亜塩素酸水の中でも最も濃度が高いのは、500ppm程度
この場合10倍希釈したとしても50ppmとなるので、1リットルの500ppm次亜塩素酸水から、10リットルの50ppm次亜塩素酸水が作れる計算になります。
こう考えるだけでも、かなりコスパが高いということがわかります!

シーン別!次亜塩素酸水を希釈する場合のおすすめ濃度

ではここからは、使いたいシーンや場所によって違いが生まれる次亜塩素酸水のおすすめ濃度について、具体的にご紹介していきます。

500ppm(0.05%)の次亜塩素酸水

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

ノロウィルスをはじめとした食中毒の原因となるウイルスを緊急で殺菌したい場合や、細菌やウイルスの多いトイレ・お風呂場のお掃除・カビ対策には、市販されている次亜塩素酸水の中でも最も濃度の高い500ppmから400ppmがおすすめ濃度です。

ほぼ原液とも言えるこの濃度次亜塩素酸水を使う場合は、やはりコストもかさんでしまいます。
さらに次亜塩素酸水はある程度濃度が低くても高い殺菌能力を発揮する成分なので、日常的に使うことはないでしょう。

しかし、対象となっているウイルスや菌を完全に絶滅したい場合や有機物にまみれてしまっているという場合には、徹底した殺菌・消毒を行ってくれる400から500ppmの次亜塩素酸水がおすすめ濃度となります。

家族がノロウイルスに感染してしまった時の嘔吐物・排泄物の処理などに次亜塩素酸水を使いたい場合のおすすめ濃度も同じです。
トイレの便器内の掃除・汚れの残留が多いお風呂のカビ取りなどにも、この高濃度の次亜塩素酸水を使いましょう。

あくまでも次亜塩素酸水は有機物や雑菌と触れることで効果を発揮する成分なので、濃度が高いから少量で十分!というわけにはいきません。
表面がビショビショに濡れるくらいの量を使うことで、十分な効果を発揮します。

なお、次亜塩素酸水を使用したお風呂掃除・トイレ掃除についてはこちらで詳しくご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
次亜塩素酸水でお風呂掃除!カビやコロナ・ノロウイルス予防にも
次亜塩素酸水でトイレの掃除・消毒|消臭やコロナ・ノロウイルス予防に

作り方・注意点

次亜塩素酸水は製造から半年から1年程度が使用期限です。
いくら高濃度次亜塩素酸水とうたう商品を持っていても、期間が経っている場合は濃度が低下しているため、新しい次亜塩素酸水を使っておすすめ濃度を守りましょう。

250ppm(0.025%)の次亜塩素酸水

気になる強いニオイがある場所の消臭や、キッチン・台所周りの除菌をしたいという場合には、250ppm程度がおすすめ濃度となります。

それなりに強い除菌力が必要な場所に使えるおすすめ濃度なので、ゴミ箱の消臭や肉や魚を切った後の調理道具の殺菌消毒にも使えますよ。

作り方・注意点

500ppmの次亜塩素酸水を原液として使う場合には、2倍に薄めることで250ppmの次亜塩素酸水を作ることができます。

100ppm(0.001%)の次亜塩素酸水

トイレの便器・キッチンのシンクなどではなく、シーツや枕・車などの「モノ」に対して使いたい場合には、100ppm程度がおすすめ濃度です。
カーテンの消臭や空間の消臭にも使うことができます。

トイレに一本スプレータイプのものを置いておき、トイレ使用後や臭いが気になる度に使いたいという場合にも100ppm程度がおすすめ濃度となります。
タバコや焼肉のニオイなど強烈な気になるニオイを、すっと消してくれますよ。

作り方・注意点

500ppmの次亜塩素酸水を原液として使う場合には、元の量を5倍にして使いましょう。
次亜塩素酸水には強い消臭効果殺菌消毒効果がありますが、すぐに成分が分解されてしまうため持続力はありません。

ニオイが気になる場合に手軽に使える除菌・消臭スプレーとして活用しましょう。

50ppm(0.005%)の次亜塩素酸水

スプレータイプとして直接使えるように市販されている次亜塩素酸水にも多いのが、この50ppmという濃度です。

次亜塩素酸水そのものが非常に安全や成分として注目されていますがやっぱり高濃度のものを使うことに不安が残るという方もいますよね!
安全に使いつつきちんと効果も実感したい!という方に、50ppmがおすすめ濃度となります。

これは、人の体やペットに直接使うことができるおすすめ濃度です。

手洗い・うがいの際に使ったり、赤ちゃん用品の除菌にも使うことができます。
さらに、加湿器などに入れて部屋全体に広げることで空間の除菌や消臭にも使えるおすすめ濃度となっています。

作り方・注意点

500ppmの次亜塩素酸水溶液として使う場合、元の量の10倍にしましょう。

目的・シーン別のおすすめ濃度で最大限の効果を!

次亜塩素酸水のおすすめ濃度

いかがだったでしょうか?
アレルギーの原因となるカビ・花粉対策から新型コロナウイルス(Covid-19)、インフル、ノロ・ボツリヌス菌などの食中毒、風邪細菌対策など、幅広いシーンで除菌・抗菌に活用できる便利な成分が次亜塩素酸水です。

濃度によって特徴が違いますので、おすすめ濃度を押さえておくことで、赤ちゃんやペットがいる方も副作用無し!安心して使うことができます。
使いたいシーンに合わせて水で薄めて濃度を変えることで、効果を最大限に引き出すことができるようになるだけでなく、コストパフォーマンスもアップしますよ!

コロナウイルス問題をきっかけに家庭内の除菌に関心を持ったという方、色々な洗剤を使いこなす自信がない!一本で色々な場所に使える成分を知りたい!という方は、ぜひこの記事を参考に、次亜塩素酸水を使ったお掃除にトライしてみてくださいね!

この記事がお役に立てれば、嬉しく思います。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© りりらぼ , 2020 All Rights Reserved.