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横向きに寝ると腕が痛い?腕がしびれる?原因と対策を徹底解説します

 
横向きに寝ると腕が痛い?
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横向きに寝ると、朝起きた時に腕が痛い、横寝をすると腕が痺れるといった横向きで寝ることに関して、腕の不快な症状で悩まされている方は、意外と少なくありません。
朝起きた時に腕が痺れる、腕が痛いということは横寝と、どんな関係があるのでしょうか?
結論から言うと、横向きに寝ることで腕に多くの負担がかかり、神経が圧迫されるため、腕が痛い、痺れるといった神経障害の症状を引き起こすことがあります。
また、頸椎のズレを引き起こすため、腕の不快な症状を引き起こしてしまう可能性も少なくありません。

症状の原因を突き止め、症状に合った対策を取り入れることは、睡眠の質をアップさせるだけではなく、不快な痛みからも解放されるため、あなたのメリットになること間違いなしです。
長年、腕の不快な症状や腰痛に悩まされていた私が、腕のしびれや痛みと横向き寝の関係について、徹底解説していきます。

起きたときに腕がしびれるのは横向き寝のせい?

横向きに寝ると腕が痛い?

体が歪んでいるように感じる、横向きに寝ると腕が痺れる、横向きで寝ると腕が痛いなど、横向きに関係した不満を感じている方は、実は横向き寝をする人の約80%を超えていると言われています。
横向きで寝ると落ち着く、息がしやすいと感じるものの、起きた時に腕がしびれたり、腕が痛かったり…と、様々なお悩みがつきものです。
しかし、本当に朝起きた時に腕がしびれるのは、横向きに寝ているせいなのでしょうか?横向きで寝ると、手が痺れる、腕が痛いと感じることには、何らかの因果関係があるのでしょうか?
不自然な寝る時の体勢によって身体に不満を感じている方は、横向きに寝ると腕が痺れる、腕が痛い時の対策方法について、知りたいことでしょう。
まずは、横向き寝と腕が痺れる、腕が痛いといった腕に関係した不快症状、2つの関係について、見ていきましょう。

身体にかかる重心の方向が変わる

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると、体にかかる重心の方向が大きく変化します。通常、夜寝る時には体にかかる全身の重心の方向が変わるため、首や腕にかかる負担も減るものです。
しかし、間違った横向き寝を続けていると、良い姿勢で眠ることができないため、腕や肩、首など、立っている時にも負担がかかっている体のそれらのパーツに、寝ているときまで、余計に負担をかけてしまいます。

例えば、横向きに寝るということは、仰向けに寝ることと比べると、体の重心が体の側面に大きくかかることになります。
特に、上半身について詳しく考えてみると、上半身の体重ほとんどは、肩や首、腕にかかることになるんです。
同じ体重がかかるのであれば、マットレスや枕に面している面積が大きくなればなるほど、1点にかかる負担は、減ります。
横向き寝をするということは、肩や腕にかかる負担がそれだけピンポイントで大きくなるというわけです。
それで、横向きに寝ると、腕がぎゅっと圧迫された状態になり、神経が圧迫されるため、腕が痛い、腕が痺れるといった症状が起きてしまいます。

朝起きた時に腕が痛い、腕が痺れると感じている方は、毎日同じ方向で横向き寝をしていないかどうか、考えてみましょう。
横向きに寝ると腕が痺れる原因の一つは、血流が悪くなり神経が圧迫されることです。

横向き寝で上側の腕がしびれる・痛いときの原因は?

横向き寝をした時に、下になっている側の腕がしびれる、痛いことの理由は何となく分かるような気がするのですが、横向き寝をしていると、上側の腕が痺れる、腕が痛いと感じる方も、実はいます。
上になっている方の腕は、圧迫されているわけでも、多くの体重がかかっているわけでもないのに、なぜ横向きに寝ると腕がしびれるのでしょうか?

腕の痛みやしびれは頚椎と関係がある

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると腕が痺れる、横寝をすると腕が痛いといった、寝る姿勢に関係して腕や手のしびれが発生するという場合、整形外科的に言うと、脊髄や頸椎と関係があります。
実は、腕や指が痛む、しびれるという場合には、神経が深く関係しています。
それらの神経は、脊髄から左右に枝分かれして伸びており、頚椎と言われる骨の間から肋骨の近くを通り、脇から上腕、上腕から指先へと伸びていきます。
これらは、頸部から鎖骨、肋骨、脇や上腕、そして指先といった繋がりのある神経なので、この神経走行路のどの部分に刺激や循環障害が起きても、腕の痛みや腕のしびれといった症状が、起きやすくなるんです。

横寝をすると腕が痛い、横向きに寝ると腕がしびれるといった独特の症状が起きる場合、頚椎の配列が枕の形や高さによって変形し、上になった方の腕の神経を圧迫する状態になっているということが、最も考えられる可能性です。
寝ている時の特定の姿勢によって現れるこのような腕のしびれや痛みは、頸椎の姿勢や神経障害が起きている部分によって異なるため、どちらの腕に体重がかかっているか?ということに関係なく、横向きに寝ると腕がしびれる、横向きで寝ると腕が痛いといった症状になるんです。

頚椎や神経の異常を引き起こす疾患

これらの神経障害を引き起こし、横寝をすると腕が痛い、腕や手がしびれるといった症状を引き起こす可能性となる疾患は、頸部の骨や軟骨の年齢的な変化によって起こる変形性頚椎症と言われるものです。
また、手関節の部分で特に神経が圧迫されてしまう、手根管症候群なども考えられるでしょう。
これらは、痛みやしびれを我慢していても症状が改善されるものではないため、横向きに寝ると腕が痺れる、腕が痛いという症状を感じた時に、素早く医師に相談するのがおすすめです。

体圧分散がうまくできていない

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると腕がしびれる、横向きで寝ると腕が痛いという場合には、寝具が硬すぎることによって、体圧分散がうまくできていない可能性があります。
体圧分散とは、体の重みが自分の体そのものにかかる圧力を、分散することです。

この体圧分散がうまくいっていないと、体の特定のパーツだけに強い圧力がかかってしまい、その部分が血流不全を引き起こします。
血流が悪くなるということは、その分痛みが引き起こされたり、神経が圧迫され、腕がしびれやすくなるというわけです。

腕がしびれる・腕が痛い原因になる病気

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると腕がしびれる、横寝をすると腕が痛いという場合には、横向き寝の仕方や体勢、寝具が悪いということも考えられますが、なんらかの病気にかかっている可能性もあります。
では、具体的にどのような疾患が、考えられるのでしょうか?

手根管症候群

先ほども少し取り上げましたが、手根管症候群という病気は、横向きに寝ると腕がしびれる、横寝をすると腕が痛いという症状を引き起こす可能性があります。
朝方に目が覚めた時に、痛みやしびれが強くなるのが特徴的です。
特に朝、痛みが強くなるということが原因で、この痛みや痺れは寝る体勢から来ているのではないか?と勘違いしてしまいやすいのが、特徴的でしょう。
正中神経の障害の一つと考えられるため、親指側の半分、拳側だけが痺れているという場合には、この手根管症候群を疑うことができます。

手根管症候群をまず疑った場合、両手の手首を直角に曲げて、手の甲をくっつけた状態で、一分間キープしましょう。
その間に、しびれや痛みが強くなるのであれば、この手根管症候群である可能性が高まります。整形外科医に早めに相談することで、対策をとりましょう。

橈骨神経麻痺

手や手首の運動や感覚を司っている橈骨神経に障害が起き、麻痺やしびれ痛みなどが生じる障害を、橈骨神経麻痺と言います。
親指、人差し指、中指の手の甲側が痺れて、手首が曲げにくいと感じた場合には、この橈骨神経麻痺が、最も怪しい病気と言えるでしょう。

これも、横向きに寝ると腕がしびれる、横向きで寝ると腕が痛いといった症状を併発する場合があるため、手首の運動機能に障害が起きていないか?をじっくりと見極めて、適切な処置を行うことが大切です。

身体の無意識な自己防衛反応の可能性も

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると腕がしびれる、横向きで寝ると腕が痛いという症状が起きた場合、体が無意識に自己防衛を行っている可能性もあります。
実は、これらのしびれや痛みの原因は血管ではなく、神経が圧迫されることによって起きています。
朝起きた時に腕がしびれる、手がしびれると感じた時、血管が圧迫されたから血流が悪くなりしびれや痛みが起きたのだ!と勘違いする方が多いのですが、これは間違いです。

実際には、血管ではなくて、神経が圧迫されてしまうことが原因で、そのような神経症状が起きると言われています。
寝ている間に腕などの神経が圧迫されると、脳から腕への神経伝達が一時的にではあるものの、止まってしまうということが、近年明らかになりました。
横向きに寝ると腕がしびれる、腕が痛いと感じる場合には、横寝が原因で引き起こされる無意識な自己防衛反応かもしれません。

通常、寝ているとき脳は体の筋肉や骨を緩ませる命令を送っています。
体が動いたとしても、目が覚めないように脳が制御しているものの、脳だけが覚醒しているレム睡眠に入ると、金縛りのような状態に入ります。
神経が麻痺した状態から回復しようとして、自発的に脳に無意識で情報を送り始めるんです。
これが原因で、横向きに寝ると腕がしびれる、横向きで寝ると腕が痛いといった横寝に関係した腕の不快症状が、起きることがあります。

横向きに寝ると腕がしびれる、腕が痛い時の対策

では、横向きに寝ると腕がしびれる、横寝をすると腕が痛いといった不快な症状で悩まされている場合、どのような対策を取れば良いのでしょうか?

横斜め上向き寝を試してみよう

横向きに寝ると腕が痛い?

横向きに寝ると腕がしびれる、横寝をすることで腕が痛むという場合には、横寝を止めて、横斜め上向き寝を試してみてはいかがでしょうか?
特に、巻き肩で悩まされている方や妊娠中の方は、横斜め上を向くことで、楽に眠ることができるようになります。
特に、横向き寝に体が慣れてしまっているという場合には、急に仰向け寝をしようと思っても、なかなか体がリラックスできず、眠りにつけないということが少なくありません。

そこで、間を取って横斜め上を向いて寝てみると、腕や胸への負担を避けながらも、横向き寝の快適な寝心地を実現させることができます。
L字型の枕などを使ったり、タオルで高さを調整することで、スムーズに横斜め上向きで寝ることができます。
腕のしびれや痛み、神経への圧迫を軽減させることができるため、不快な症状が和らぐでしょう。

寝返りを打ちやすくする

横向きに寝ると腕が痛い?

寝始めの体勢をどんなに意識しても、寝返りを打っている間に、自然と横向きに寝ていて血管や神経が圧迫され、結局朝起きると腕が痺れる、腕が痛いということはよくあるものです。
そこで意識したいのが、寝返りを打ちやすい環境を作り出すということです。
適度なクッション性があり、体をサポートしてくれるマットレスや枕を選べば、寝返りが打ちやすくなります。
体圧分散性に優れている寝具を選ぶことで、寝返りが打ちやすくなるため、一晩に数十回を行っている体勢の変更が、スムーズに行いやすくなります。

一箇所に数時間も圧力がかかるということを避けられるので、腕がしびれる、腕が痛いといった横寝からくる不快な症状が、軽減できるでしょう。

なお、当サイトでもおすすめの高反発マットレスをご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
腰痛に良い敷布団おすすめランキング|高反発で選ぶ人気No.1は?

腕がしびれる・痛む原因は神経!寝具への工夫で快眠を

横向きに寝ると腕が痛い?

横根をしているからといって、必ずしも腕がしびれる、腕が痛いという症状が起きるわけではありません。
しかし、横向き寝をすることは、体の特定のパーツに負担をかける体勢でもあります。
特に、正しい横向き寝の寝具を取り入れず、低い枕を使っていると、どうしても肩や首腕などに負担がかかるため神経が圧迫され、腕がしびれる、手がしびれるといった症状が起きてしまいます。

血管が圧迫されることが原因で、しびれや痛みが起きるのではなく、しびれや痛みの原因は、神経にあります。
特に、頚椎のずれなども腕のしびれを引き起こすことがあるため、神経系の疾患を抱えていないかどうか、特徴的な症状と照らし合わせながら、自分の症状を比べて、原因を見極めることが重要でしょう。

体圧分散性に優れた寝具を選び、真横を向いた体勢ではなく、斜め上を向いた体勢で眠ることで、腕への負担を軽減しつつ、快適な眠りを手に入れることができます。

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